風船は膨らませ続けると、限界が来たときにパンッと弾けてしまいますよね。
人間の心もそれと同じで、ストレスの許容量には限界があります。
では膨らみ続けたものをどうすればいいかといえば、適度に空気を抜いてしまえばいいんです。つまりはガス抜き。
誰かに相談してもいいし、「ちょっと聞いてよ~!」と愚痴っても構いません。
どうしても人に話したくないならば、日記でもいいですし、セルフカウンセリングでもいいと思います。
別に宣伝ではないですが、ココナラ電話相談は互いに匿名、かつ守秘義務があります。
言われたことは墓場まで持っていきますから、ちょうどいいかもしれません。
とにかく話すか書くかして、自分の体から外に吐き出すことが大事。
文字通りアウトプットですね。
私の経験上、愚痴っぽい人ほど、なんだかんだで元気です。
「もうダメだ」「はぁ、だる~」「しんどいわ」
一見すれば弱音ばっかりでよくないように思えますが、溜め込んで最終的に爆発してしまうよりはいいと思います。
私のひいおばあさんも老人ホームでいつも文句ばっかり言っていましたが、今にして思えばガス抜きの一種だったのかもしれません。めっちゃ長生きした。
よくないのはギリギリ、最後の最後まで言わない人です。
言わないということは、ガス抜きができないということ。
昨日まで何事もなさそうだったのに、今日になって突然……というタイプです。
「昨日までそんな素振りなかったのに、どうして?」と思われるかもしれませんが、違います。
昨日まで誰にも言えずにいたことが原因だからです。
その人の職業や環境によっては、他人に具体的な相談ができない人もいると思います。
もしくは「誰かに相談したところでなにも変わらない」と思う人もいるかもしれません。
でも、誰かに聞いてもらうだけでも、意外とスッキリするものです。
数百人以上のお話をお聞きしてきた私が保証します。
「弱音を吐かず真面目に一生懸命」は、一種の美徳とされています。
たしかにそう在れたらいいかもしれません。
でも実際のところ、人間はそんな大したものじゃありません。
弱音も吐きたくなるし、嫌な言葉を向けられたら傷つくものです。
そんな社会で、それでも一生懸命に生きていたら、それだけで100点だと思うんですよねー。
ちょっとぐらいダラダラしたり愚痴ちゃったって、全然いいと思うんすよねー。
むしろ「今日の自分は200点満点!!」くらい褒めちゃったって、全然オッケーなんちゃうかなーって。
欧米ではカウンセリングはものすごく一般的で、「ちょっと喫茶店行ってくる」くらいの感覚で利用されています。
日本もそれくらいになってもいいんじゃなかろうか。
人間のメンタルは割れやすい風船のようなものだからこそ、定期的なガス抜きもワンセットで考えたいですね。
まずは自分自身が心身ともに健康で生きること。
そのうえでお仕事を頑張れたら、儲けもの。
結局前回の記事と同じ締めになっちゃいましたが、主義主張が一貫しているということで、ひとつ。
おしまい!