インド人や、周辺国の人は、誕生日がわからない人も多いです。
私のクラスメイトは、「誕生日?毎年変わるんだけど・・・。星の位置で見てるからね〜」と言ってたし、
私が昔付き合ったネパール人は、
「俺一応パスポートあるけど、生年月日は正しいか知らん。
親は、“あの時お祭りがあって、そのお祭りの後“みたいな感じで覚えてるんだけど、
お祭りなんて超いっぱいあるからね・・・多分正しくないと思う。」
と。
身近なだけでこんなに例がw
もちろん私の家主も自分の誕生日知りませんでした、そういえば。
これ、まず、ほんと普通にツッコミを入れたいんですけど・・・
インドって(ネパールも)ものすごくホロスコープとか重要なんですよね。
私のクラスメイトは、最終試験期間中にもかかわらず、「ホロスコープ的に吉日」という理由だけで、無理矢理その日に試験の都合を完全無視して結婚させられてましたし、
あ、あと、そういうホロスコープ吉日のための結婚が相次いだせいで、大学が調整し、試験日自体がずれましたし(!)、
また、
ホロスコープの相性が良い、という理由だけで10歳以上年上のあったことない男と結婚させられようとしているクラスメイトもいました。
また、
産婦人科病院でインターンをしたときは、
ホロスコープ的に運勢の良い日に子供を産むために、帝王切開がものすごく人気という現状も噂で聞きました(実際私が目撃したケースにはいませんでしたが)
こんな例を挙げれば、どれだけ私と関わっていたインドの人たちは
ホロスコープを重要視していたか、わかると思います。w。
ホロスコープの作成には、生年月日どころか誕生時刻と場所まで詳細に正確なデータが必要なのに、なんで生年月日がわからないのか意味が不明すぎるのですが・・・、
思いっきり突っ込みたいところではありますが、、、
ですが、
誕生日がわからない人もホロスコープ命みたいな人と同じぐらいの比率というか、それ以上の比率でたくさんいます。
最近は、入試やパスポートなどのIDを作らないといけないため、生年月日が必要になってきたので、まあ、生年月日が(とりあえず)ある人も多いですが。
そのため、アガスティアの葉は、指紋という形で検索できるようなシステムを確立したのだと思われます。というか、クベランの所属していたナーディ館での指紋検索は、
クライアントが自分の生年月日がわからない場合に使っています。
日本ではなぜだか指紋検索が有名になってしまっていますが、
そしてそれにロマンを感じられる方もいるかもしれませんが、
指紋はそれ自体がホロスコープ的な役割を持っているので、
それを108種類に分類して、そこから葉をより分けて行くということをやっているだけなんですよね。
これを行うには、相当な技術と訓練が必要らしく、簡単な作業ではないのですが、
生年月日検索の方が、もっと細かく葉をまずより分けられるため、
ナーディリーダーにとっては、楽な作業となるようです。
(ちなみに、生年月日も西暦→古代タミルへの返還が必要ですのでそれなりの知識が必要ではあります)
ナーディも、こういうインドの背景の中で育まれ、守られてきた伝統です。
日本人には想像がつかないような、そんな文化の中にある叡智であるということを、なぜか、今一度、書いておきたいと思ったので、書き留めておきます。
付け足すと、こんなインドの背景を踏まえると、
正直クベランと仕事をできてるというのは、インド人と遠隔で仕事をできているというのは、普通に奇跡だなって思います。普通の一般的インド人は、約束とか絶対守ってくれないので、いつまでもリーディングとかしてくれないと思いますし、アポとっても毎回余裕でドタキャンするでしょうし。なかなかできないことだと思ってます。笑。