こんにちは!
塾講師のdainarです。
昨夜から外は強い風が吹きつけ、週末は寒波とともに
荒れた天気になりそうです・・・
目次
1. while〜している間に…
2. 比較演算子
while〜している間に…
さて、前回の『for』構文につづき今回学習する命令が『while』構文。
中学校で習う「〜している間に」という英単語ですね!
では、どのような使い方をするのでしょうか?見ていきましょう。
・for構文 指定した回数だけくり返す
・while構文 特定の条件が成り立っている間はずっとくり返す
上記のようにwhile構文は「指定した条件が成り立っている間だけ、くり返しを実行する構文」です。
例えば「1+2+3+・・・」という計算をしていき「100を超えたら、そのときの答えを表示したい」というプログラムを書くとします。
好きな名前でファイルを作成して
実行すると「1+2+3+…+100」までのたし算結果「5050」が表示されましたね?
上からプログラムを順に見ていくと
『total』という変数に『0』という値が代入されています。
同じく『a』という変数にも『1』という値を代入。
『while』の列では『total』の値が『100』以下の間は”くり返し”の処理がされます。
まずは右の『total』『a』にそれぞれ初期値『1』『0』が代入され計算された値『1』が左の『total』という変数に代入されます。その後『print』という命令でPCの画面に『1』という値が表示されるというわけです。
ここでは特に【a = a + 1】という行が大事で、この行があることで「1から100まで」の値が更新されていきます。
※もし、この行がないと『a』の値が更新されず『1』という値が”永遠に”表示されつづける無限ループという状態になってしまいます!(PCにものすごく負担がかかる)
比較演算子
while 条件式:
条件が成り立っている場合に実行したい処理
このように記述することで、条件式が成り立っている間は、ずっと処理が実行されます。条件が成り立っていることを「真(しん)」や「True」、成り立っていないことを「偽(ぎ)」や「False」と言います。
なお『while total <= 100 : 』
この「total <= 100」が条件式です。条件式に使った「<=」は「以下」という意味で、total(総計)が100以下なら”ずっとくり返す”処理がなされます。
「<=」を比較演算子といい、他に「<(小さい)」「==(等しい)」「>=(以上)」「>(大きい)」「!=(等しくない)」の記号があります。
特に「==(等しい)」と「=(代入する)」の違いに注意しましょう!
今後、この比較演算子という記号はよく出てきます。
「=」の位置に気をつけて徐々に覚えていってくださいね。
では、また次回!
※参考図書=『いちばんやさしいPython入門教室』大澤文孝(著) ソーテック社