読みやすい文章とは?ということ。

記事
学び
ライトノベル作家・専門学校現役講師のひびき遊です。


ちょっと気になる記事があったので、ご紹介しますね。

ttps://news.yahoo.co.jp/articles/cbf9041a3d13afccc0e8e85516c99cc22508bf9d

記事の内容そのもの、に私が注目したのではなくて。
……いや、これ、すごく「質の低い」文章で――そこに引っかかったというか。

せっかくなので、ひびきが「これはないなあ」と感じた箇所をまとめてみましょうか。


 また、この影響で安倍元総理を殺害した罪などで起訴されている山上徹也被告の第1回公判前整理手続きが中止となりました。

 また、中には書類が入っていたことが確認され、中には危険物が混入されていなかったことが確認されたということです。


ここ、単純に「また~」が続けて使われています。
おそらく、なにも考えずに書いたのだろうなあ、という印象です。
確かに「また~」という表現は便利なのですが、安易に使うとこのように、繰り返してしまいますね。


 また、中には書類が入っていたことが確認され、中には危険物が混入されていなかったことが確認されたということです。

ここをもう少し、詳しく見ていくと……「中には」というのが重なっています。
ちょっと見直せば、気付いたと思うのですが……!



  関係者によりますと、中身は山上被告の減軽を求める署名で、差出人の欄に記載があった人物に警察が聞き取りを行ったところ署名を送ったことを認めたということです。


こういう書き方も、私は引っかかります。
「~ことを認めたということです」の箇所、「こと」が繰り返されています。
気にしない書き手、なのでしょうね。

まあ、全体的に「ことです」が多用されているのは、「膨大なニュース記事を書く」のを優先するため――「いちいち細部に気を配るクセがついていない」のだとは思いますが。


ニュース記事そのものに「文章力を求めるのはおかしい」のかもしれません。
しかし、「ニュースを読むことで、文章力をつけよう」とする人も多いです。

「文章を売って、商売している」側は、もう少しクオリティに気を付けたいですね;
(※私も、自戒をこめて……)















サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す