姿勢の話(カンペル平面とフランクフルト平面)

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コラム
 僕は、ストレートネックです。ストレートネックとは、首の骨(頚椎)の形状が変化してしまった状態で、本来の緩やかなカーブでなく、真っ直ぐに近い状態になることです。首の可動域が狭くなったり、慢性的な頭痛があったりと、悪いことしかありません。
 一般には、うつ伏せや猫背などの悪い姿勢が原因とされますが、僕の意識としては、真っ直ぐ前を向いて「自分なりの良い姿勢」を心掛けてきたので、どーにも解せなかったんです。

 最近、ビリヤードの練習を録画/確認するんですが、驚いたことがありましてね。
 自分では「ただ良い姿勢で立っているだけ」と意識してるのに、実際は、胸を張った状態で頭を大きく前に大きく突き出すイビツな姿勢になってたんです。
 よーく確認してみると、普通に立っているときや歩いているとき、座っているときも。なんだか身体がナチュラルに緊張しているようなんです。

 で、とある記事「カンペル平面とフランクフルト平面 ( ttp://rkyudo-kenkou.com/cate49/en218.html )」を見つけたんですが、これが面白くてですねー。
 興味深かったので、この際 綴ってみようかと。

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 カンペル平面は、顔を正面から見たとき、鼻の穴と耳の穴が水平になる状態。
 フランクフルト平面は、目と耳の穴が水平になる状態。いわゆる顎を引いた姿勢です。
 それぞれ特徴があって、状況によって使い分けるのが良いようです。

 カンペル平面(鼻・耳水平)は、肩甲骨周りの筋肉がリラックスして、腕の可動域が広くなるそうな。
 また三半規管が自然な状態になり、水平感覚が向上して、身体の傾きを察知しやすくなるそうです。
 この結果、様々な動きに対して、余計な動きや力のロスが少なくなるんだとか。長時間、効率の良い動きができるそうです。

 一方、フランクフルト平面は(耳・目水平)は、瞬間的に強い力を生み出すことができるそうです。
 顎を少し引いて目線を正面に向けると、肩から体幹の筋肉が同時に締まり、少ないモーションで強い出力を得られる。
 僕は武道の経験がないんですが、ノーモーションで強烈なパンチを出すコツらしいですね。

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 僕がこれまで良い姿勢と考え込んでいた「胸を張って、顎を引いて正面を真っ直ぐ見る」は、フランクフルト平面になるそうで、僕の場合は さらに顎を引きすぎて頭全体を前へ突き出していたので、ストレートネックになっていたようです。
 長年の謎が解けました。

 頭の重量は体重の約10%なので、僕の場合、15ポンドのボーリングの玉と同じになります。こんなに重たい物体が、体幹から大きく前にせり出して、それを肩周りの筋肉だけで支えるんだから、リラックスできるはずがありませんよね。

 僕は昔から運動神経が悪く、特に身体のバランスを取るのがヘタクソだったんですが、運動神経が良い人(身体のバランス感度が高い人)は、こういったことを無意識にできているのかも知れませんね。

 これから頑張るぞー!
 最後まで読んでくれてありがとうございます。
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