発達障害の診察に精神科をおすすめする理由

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コラム
●発達障害の診察に精神科をおすすめする理由
よくご質問いただくのですが、「もしかして発達障害?」と思ったら、精神科の受診をおすすめしています。

「心療内科じゃないの?」と思われるかもしれませんが、心療内科は「身体に症状が出ているけれど、内科では原因がわからない」病気の治療がメインになります。

例えばお腹の痛みやめまいなど、具体的な症状があるけれども、原因がよく分からないときには、心療内科の方がいいでしょう。

一方、精神科は、「心の調子が悪いけれども、身体に症状は出ていない」病気の治療がメインです。

発達障害の場合、忘れっぽかったり、ミスが多かったり、落ち着かないといった症状はありますが、身体に具体的な症状が出ることはあまりありません。

不安やうつなどの二次障害まで考慮しますと、精神科を受診されるのがおすすめです。

また、後ほど説明させていただきますが、心療内科でカウンセリングを受けると自由診療となり、保険が適用されないため、安くて6000円、高ければ1万円以上と、かなりの高額になってしまいます。

しかし、精神科であれば、医師が治療上必要と判断したときにはカウンセリングに保険が適用され、3割から1割負担で済みます。

ただ、必ずしも精神科でしか発達障害の診療をしてもらえないわけではなく、心療内科でも診てもらえるところもあります。

近くに心療内科しかない場合は、一度お問い合わせしてみてください。

●特に児童精神科のある病院がおすすめ

また、同じ精神科の中でも、できれば「児童精神科」のある病院の受診をおすすめしています。

これは発達障害の場合、子どものころの「発達」が大きく影響しているので、子どもの発達について詳しい医師の⽅が、より的確に発達障害の診断ができるためです。

「児童」精神科ですが、もちろん大人の⽅も診察してもらえますよ。

残念ながら児童精神科を掲げている病院は少ないのですが、一度お近くの病院を探してみていたただければと思います。

なお、発達障害に詳しい医師については、「日本児童青年精神医学会」のホームページに、「認定医」一覧が掲載されています。

ココナラのブログでは外部へのリンクが貼れないため、直接のご紹介はできないのですが、ご興味がありましたら、お近くの医師を探してみてくださいね。

●カウンセラーが在籍している病院だと治療の選択肢が広がる

また、臨床⼼理⼠や公認⼼理師などのきちんとした資格を持ったカウンセラーが在籍している病院の⽅が、カウンセリングなども含めて、治療の選択肢が広がります。

もちろん、医師がカウンセリングをしてくれる病院もありますが、とても少ないです。

これは診療報酬が関係しています。

医師がカウンセリングをする場合、カウンセリングは時間がかかる割に収入としての診療報酬が少ないのです。

そのため、多くの場合、医師との会話は診察に必要な最低限の会話で終わってしまいます。

もちろん、丁寧に話を聞いてくれる医師もいるのですが、その場合、今度は混んでしまって予約が取れにくいという問題が起きてしまいます。

その点、きちんとした資格を持ったカウンセラーのいる病院では、カウンセリングを通じて丁寧に話を聞いてもらえますし、⼼理検査を通じて、より正確な診断結果が期待できます。

また、精神科であれば、医師が治療上必要と判断したときにはカウンセリングに保険が適用され、3割負担から1割負担でカウンセリングが受けられます。

その病院にカウンセラーがいるかどうかは、病院のホームページに書かれていることが多いので、よかったら探してみていたただければと思います。

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