勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし③
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マネー・副業
さて、敗因分析3回目です。
その人は逆張り手法を用いているようでしたが、
ナンピン、ナンピンの連続で、挙句の果てには、
「なぜこんなに相場が上がる(下がる)んだ!」と
キレる始末。
「ここから絶対に上がる(下がる)はず」
というのも口癖でした。
そう、3つ目はこのブログでもさんざんお伝えしてきました、
「自分が正しいと信じてやまない」です。
あたかも「自分の予想が正しい、
マーケットのほうが間違っているんだ」と
言わんばかりの独りよがりなトレードです。
今まで勝ち続けているのであれば、まだわからなくもないですが、
さんざん負けていて、なぜまだなお「自分の予想のほうが正しい」と
言い切れるのでしょうか?
これはもはや病気です。
バイアスが間違ったイデオロギーにまで発展してしまうと
自分が正しいと信じ込んでいるのだから
相場が逆行しても、損切りなんてできるはずがありません。
損切り=自分の間違いを認めることです。
そうなると待っているのは、強制ロスカットのみです。
落ちている途中のナイフを掴んでは怪我をして、
掴んでは怪我をして、
ナンピンでその傷口をごまかす。
最終的には、それらたくさんの傷口からの
出血が原因で命を落とす。
こういったトレードをしていては、絶対に勝てません。
予想をするなとはいいませんが、
予想をすると、客観的かつ冷静に相場が見れなくなるのと、
以前お伝えしたように、予想するクセがつくと、
今度は情報を集めだし、無意識のうちにそれを評価しようとします。
そうなると、たいした情報処理能力もないのに
自分にとって都合のいい情報だけを集め、
現実が見れなくなっていき、
どんどん負のスパイラルに陥ります。
自分が思ったことではなく、
見たこと、目の前で起こっていることを基準にする。
それだけで、だいぶ勝率は変わってきます。
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さて、3回にわたり、ある配信者を例に敗因分析してきました。
負ける場合は、負けるべくして負ける場合がほとんどですが、
頭では負ける原因がわかっていても、
それを治すのはものすごい苦労を要します。
なぜなら、これらはすべて「人間の弱さ」からくるもの。
DNAレベルで染み付いた人間の本能に
打ち勝てる強さを持っている人はなかなかいません。
だから、わかっていても、
意識して気をつけようとしても治らないんです。
もしそういった配信を見て、
何か自分も同じ間違いを犯しているかもしれないなと
気づくことができたら、少しづつレベルアップしている証拠
なのかもしれません。