時間(寿命)のトレードはやらない
誰にとっても貴重である【時間】。世の中ではこの貴重である時間が、労働力やモノ・サービスといた形に姿を変え売買されています。
資本家たちは時間を最も大事にします。
モノやサービスに大金を支払い、他者の時間を労働力という形で買うことで、24時間の中で自分が使える時間を少しでも多く確保しようとします。
労働力(時間)を買う側と売る側、双方の需要と供給で成り立っており、どちらも了承済みの取引。
「誰も損をしていないんじゃないの?」と思ってしまいがちです。
しかし労働力を提供している側に立って見てみると、少ない選択肢しかない中で不利な労働条件に承諾し、労働力(時間)を提供せざるを得ない受動的な選択であることも多いのです。
このことは、うつ病等の患者数の多くが働き盛りの年齢であるということからも伺えます。(うつ病等気分障害の患者の総数が2017年時点で約127.6万人。 厚生労働省データ)
労働者にとって不利な条件による労働が強いストレスとなり、そしてストレスに長期間さらされることが、労働者がうつ病になる大きな原因の一つであると推測できます。
だからといって労働力(時間)を売ることをすべて否定する訳ではありません。
自分らしく自由に生きるといった目的のため(起業する、田舎で自給自足するなど)に資金が必要で、そのためには一定の期間、時間を売ってお金に変える選択肢が必要な場合もあるでしょう。
もし労働力(時間)の提供で生きていく選択をしたなら
心や身体が病んで人生をリタイヤしてしまうことの無いよう、残業等で時間(寿命)を消費しすぎることは極力控えましょう。
嫌われたくないという理由(他者評価のために)で、無駄な付き合いに時間とお金を使うのもやめましょう。協調性を重んじるあまり、自分の気持ちを抑制するのをやめましょう。
他者評価のために生きることになってしまいます。もし労働力(時間)のトレードで生きることを選択したとしても、自分らしく生きるために少しでも多く自分の時間を確保してください。
そして少しでも多く、自分の人生を自分らしく生きる時間で埋めてください。
時間(寿命)を売らない生き方
時間は自分の限られた寿命そのもの
わたしは【時間=寿命】というように、時間を自分の限られた寿命そのものという考え方で生きています。ですので、わたしにとって労働で時間を売ることは、寿命を他者に売り渡すことと同義です。
もし会社勤めをした場合、1日8時×20日、有給休暇等を15日ほど差し引いて、年間225日×8時間=1,800時間/年間(残業なしの場合)となります。
「年1800時間労働すれば356万円お支払いします」というのと、「あなたの寿命を毎年1800時間分、わたしに356万円で売ってください」というのは同じことです。(356万円は男性の年収中央値。平均値は現実に即さないので。)
年1800時間という膨大な時間を他者に販売し、残ったわずかな時間しか自分らしく生きることに充てることができないというのは、わたしにはとても無理だと感じます。
わたしが孤高農家を実践している理由
今回のお話しに関連するので、現在のわたしの生活について少しお話します。
わたしは自分らしく自由に生きるための活動の一つとして、孤高農家として有機栽培にこだわり野菜を栽培しています。
世の中に縛られずに生きるために、自分の生活に自給自足の割合を増やすという目的もあります。
多くできた野菜は販売していますが、お金を稼ぐことを第一目的として栽培をしているわけではありませんので、こちらが販売したいと思った人や店舗に限り販売しています。
「神様扱いを望む方は他へどうぞ」、対等な関係を築けないお客は一切お断りといった感じです。
孤高農家は時代の価値観に翻弄されません。
なぜなら自分の栽培した野菜に世の中がどのような価値をにつけようとそんなことはあまり関係なく、自分が生きるために必要な量の野菜を作れば、少ない収入でも問題無く生きていけるからです。
わたしがこのように孤高な生き方をするには理由があります。
●「常識」という曖昧模糊な言葉による同調圧力により人をコントロールする、組織・集団・個人とは距離を置くため。
●「皆〇〇している」といった多数派の価値観の押し付けに影響されず、自分の価値観で生きるため。
●コミュニケーション能力を重視する社会が自分に全く合っていないため。(そもそもすべての人に必要な能力ではない。自分の大切な人たちとコミュニケーションをとれる能力だけで十分)
現在はこのようなことから開放され、自分らしく自由に生きる「孤高な生き方」をすることができています。
この話を通してわたしがお伝えしたいことは、自分の時間を売買しなくても、自分らしく自由に生きる生き方はあるということです。
もし現在あなたが自分のやりたいことに従事し、生きがいを感じる人生を送ることができているのなら、会社に勤めでも起業家でもフリーターでも何でも良いと思います。
もしそうではなく、あなたがやりたくない仕事に従事し、時間というあなたの寿命を売ることで生活をしているのなら、少しずつでも良いので自分らしく生きるための時間を得るために行動を起こしてください。
孤高な生き方を模索していた時期
孤高な生き方を模索していた時期に、「株のデイトレード」や、犬が大好きなので「犬のブログ運営」などで稼いで生活していたことがあります。
そして現在は孤高農家であり、44歳で大学のeスクールに入学し心理学科の大学生でもあります。
自分の人生をコントロールし、最も自分らしく生きるにはどうすれば良いのか?その答えにたどり着くために様々な挑戦をしてきた結果、「孤高に農業をする」事と、「孤高な生き方を追求するために心理学を学ぶ」事でした。
自分の時間(寿命)の多くを他者に売り続ける生き方は、自分の人生の満足度を大きく下げます。得るものは少なく失うものは多い、とてもバランスの悪い生き方です。
他者の時間を買うことで自分の時間を確保することも出来ますが、それには潤沢なお金が必要です。
他者の時間を買って自由な時間を手に入れるために、自分の時間を売ってお金を稼いでいては意味がありません。
自分の分身を作り時間を増やす
一人が使える時間はみんな等しく1日24時間ですが、例外があります。それは自分の分身を作りその分身に働いてもらうことです。
具体的に言うと、文字配信、音声配信、動画配信です。
自分の配信したい情報を記事にして文字・音声・動画で配信すれば、自分の代わりに情報を伝えてくれます。
そして本当に伝えたい人だけに情報を届けるためや、共感し合える仲間を作るためにメンバーを限定していく作業も自動化できます。
このようにして自分の分身が24時間活動してくれるシステムを構築することが今の時代の強みといえます。
まとめ
■時間は自分の限られた寿命そのもの。
■時間労働は労働者に不利な寿命の売買である
■時間を売ることは他者に寿命を売り渡すことと同じ
■時間を売買しなくても自分らしく生きることができる
■自分の分身を作り時間を増やす
もしこの記事が良かった、参考になったという方は、「お気に入り」、「フォロー」を頂けたら嬉しいです。