♪第一印象からの "if?…"

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♪反面教師なのか否か、なんとも微妙な来訪者が、大きなヒント(=教え)を運んでくれました。 

エントランスのオートロックの外に、私(たち)を訪ねる "誰か" が到着したらしく。
インタホンの受話器を上げるも、聞こえてきたのは、いわゆる生活音だけ。
「号室を間違って押したのかな?」
少し置いて、ふたたび "ピンポン音" が。
直前同様と首を傾げるも、耳を澄ませば微かに、人の声らしき何かが?
「インタホンが不調なのか聞き取れません。開けるのでご足労願えますか?」
私のこの対応、間違ってはいなかったかと。

明らかに面倒臭そうなリズムの足音を、共用部階段や踊り場に響かせて現れたのは、郵◆配達員の制服に身を包んだ、大柄を超えた巨漢の男性。
マスク越しの聞き取れぬ台詞と同時に、突き出すかのように◆うパックを差し出すも、宛名は別人。

「これ、違いますね。私共の名前ではありませんよ」
これが気に入らないのか、相変わらず蚊の鳴くような小声も、声色は不機嫌丸出し。
「でも住所はここでしょ?」 「でもこの部屋番号でしょ?」
執拗に喰い下がる理由は、単に面倒くさいからだと確信できる、喧嘩腰とも解釈できる、彼の言動。

配達人(=彼)の気持ち、重々理解できます。

実際このマンションで、エントランスの郵便受けに表札を掲げているのは、私たちともう1部屋だけ。
やれ個人情報云々だの治安上どうだのと、過剰に囁かれて久しい昨今です。
それでも配達くださる方々を思えば、掲げて支障がないのなら、最低限ローマ字表記での苗字くらい、明示するのが誠意。

時代錯誤だと揶揄されるかも知れませんが、これが私の価値基準です。

しかしながら帰り際に、これは社会人云々以前に、人間として失格に値する愚行があったのは、至極残念。
『捨て台詞&舌打ち』 を見聞き過ごさずも、腹を立てる気にもなれず。

* 人生59年と4ヵ月にして、歴代最低の郵◆配達員に遭遇できたかも(毒)?
こんなふうに解釈すれば、これも陳腐かつ希少な経験かと。

コロナに整合性の見当たらぬ責任転嫁などしませんし、彼にそれを許すつもりもありませんが、こうしてブログネタに遭遇できたので、個人的にはお咎めなし(苦笑)。


♪この僅か数分間を通じ、あらためて気づかされたこと。

☆ 第一印象 & 伝え(=発し)方の大切さ

以下は 『もしも…』 になりますが、たとえば次の展開だったら、はたしてどうだったでしょうか?

* 彼がハキハキとインタホン越しに、自身の身分と来訪目的を声にしていたら?
* あてつけがましい足取りではなく、無理にでも軽やかに階段を上がってきていたら?
* 「誤訪問失礼いたしました」 などと、一言謝意を声にしてくれていたら?

私も迷わず、こんなふうに伝えてあげていたかと。

「右隣に外壁の色だけが違う、そっくりの建物があるでしょ?あれが第2棟で、このお名前はあちらの同じ号室の方かと。よくあるんですよ、これ。番地は差出人さんの書き間違いでしょうね」

ちなみにこの彼、何を思ったのか、私が扉を閉めた後、各部屋の玄関先のインタホンをランダム(←?)に鳴らしながら階下へと。
これも私への意味不明な "あてつけ" "鬱憤晴らし" のつもりだったのかな?

平日の昼間は、大半が不在のこのマンション。
「お疲れさんっ」 ← ※

ここで大切な豆知識をひとつ。
「ご苦労様」 ってのはあくまで、目上の者が目下の者を労う言葉。
俺はこんなヤツの上にも下にも立ちたくない(明言)ので、迷わずこちらを。


♪延々お筆先で綴っての、ようやくの結論。

☆ 私自身が coconala サイトの利用を通じ、無意識に同様の残念な印象を、画面を通じて伝えてしまわぬように。

それは綴る文章や話題、用いる画像だけに限りません。

人が見知らぬ第三者との初対面時に抱く第一印象は、最初の数秒で決まり、その大半が視覚によるものだとされています。
さらに1度抱いた先入観を覆すのは容易ではなく、頑張って善処に努めたとしても、誤解を解くには半年から数年を要するとも。

たとえば大多数の人たちが 「素晴らしい細やかな心遣いだ」 と感心する配慮を 「鼻につく」 と受け取る人が存在したとしても、不思議ではありません。
価値観や相性、さらには運・不運などが少なからず作用するのが、第一印象でしょう。

過剰に憶病になる必要こそありませんが、勢いに任せるばかりの投稿は "要注意" だと考えます。


♪登録以来今現在も、
「責任販売できる、己がスキルってなんだろう?」
いまだ見極められずにいますが、プラスアルファの見過ごせない命題の存在を、この一件が気づかせてくれました。

引き続き焦ることなく、先輩会員諸氏の配信内容を拝読から、あれこれ思案させていただきます。

このサイトは個人が管轄する、いわば全画面独占ブログとは違い、画面なる空間をシェアするものだと捉えています。
上記の 【鼻につかないお行儀良さ】 を見極めた活用を忘れず、自分なりのスタイルを徐々に確立できれば、と考え中です。

かなり硬い締め括りとなってしまいましたが、忘れぬうちに書き下ろさせていただきました。
長乱文のご一読、ありがとうございます。


或 頁生(ある ぺじお)


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