人が変化する時はどんなときか?

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ある人に、こんな質問をされました。
「人の言動、考え方、性格はどうやって形成されると思う?
また、どんな時にそれらは変わっていくと思う?」

私はこう答えました。
「環境です。環境が変われば人も変わります。」

これは、実体験として私が感じていたことでした。
仕事がとても忙しくて、かつ自分に合っていなかったときは、
落ち込んだり怒りっぽくなったり、傷つきやすくなったりしましたが、
今のやりがいを感じられる仕事になってから、昔からの友人には元のおおらかさを取り戻して、
前よりもおおらかになったような気がする、と言われました。
そういった経験から、人の性格や言動、考え方は環境で変わるという説に、実感を持って同意しています。

その返答に対して、その方はこう答えました。
「それも一理ある。あともうひとつは、自分がこういう人間になろう、と強く決意した時だよ。」

その方のお話はこのようなものでした。
新人で大手の企業に営業として採用されて、
多くいる同期の中で印象深い奴になるにはどうしたらいいだろう、
と考えた結果、
「楽しい話をしているとき、大きな声で笑える奴になろう」
と決意し、それを職が変わった今でも続けている。
大きな声で笑うようになって、
考え方も性格も「大きな声で笑うような奴」がするものにだんだん変わっていった。

ひとは、「こういう奴になろう」と思い、その楔を強く自身に打ち込めれば、性格や言動、考え方を変えることができる。

その話を聞いて、
私も仕事が合わなくて不安定だった時に、
この状況から抜け出そう、
自己否定ばかりしている私を変えようと思い、
精神を安定させる色々な方法を試したことを思い出しました。

そうやって少しずつ前向きに行動していけるようになってから、
環境が変わっていって、
今の仕事に就いたことも思い出しました。

「環境」が先か、「自分の意思」が先か。

どん底真っ只中で疲れ果てた環境の時は、
変わろうという気力が出無かったので、
本当に疲れているときは、
「自分の意思」で変えていくことは難しいと思います。

そんな時は、少し余力を残せる環境に引っ越して、
気力を取り戻し、「自分の意思」で変わっていく。

気力さえ残っていれば、人間はいつでも変われるんだ。
改めて自分を振り返って、そう思えるエピソードでした。



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