日々の豊かさに感謝する視点に気づくこと

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コラム
物価の高騰が続き、
世界の情勢も不安定。

日本は貧しくなっている、と表現されることが時々ありますが、
暖かいお湯が使えて、
住む家があって、
食べたいものを買えて、
満足するまでご飯を食べて、
冷暖房が使える。

友達にだって会えるし、
行きたいところにだって行ける。

戦後、志と信念をもって、日本国憲法を作った時代の人たちが望んでいたような、
豊かな国になったのだと思います。

すべての日本国民ではないかもしれませんが、少なくとも私の周りの人々は、
健康で文化的な最低限度の生活以上の、豊かな暮らしを営んでいます。

朝も夜も平日も休日もなく働いていた、バブル期の人たちに比べれば、
労働に関する法律に基づいて、
会社の働き方はずいぶん改善されました。

交通機関が発達して、
海外の食べ物や、国内のご当地の名産などが、
家にいながら食べられるようになりました。

新商品がおいしそうと買ってみたり、
スーパーでは催事が行われていたり、
さまざまな生活雑貨があったり。

働き方も、身の回りにあるものも、価値観も、生き方も
全てが多様化し、自分で選べるようになっています。

それもこれも、
周りの人たちと、家族と、歴史をつないできた先祖や昔の人々の積み重ねてきたもののおかげです。

特に、過去、飢饉も疫病も戦争も乗り越えて、
日本という国を繋いできた過去の人たちの功績は大きいでしょう。

70代になる父の話を聞くと、
学生運動、戊辰戦争、私が遠く昔のものだと思っていた話が身近な話として語られます。

食べ物が無くてお腹が常にすいていたという話、
テレビが家に初めてやってきた話、
黒電話を家に引いた話。
もっと村の繋がりが深かった時の話。
遠い昔のことのように思える歴史は、
意外と身近な過去なのです。

日本は、少なくとも、物質的には豊かになりました。
では、精神的にはどうでしょうか。

これは、人にもよりますし、なかなか比較をするのは難しいです。
物質的豊かさに満足をして、
精神的な豊かさも得る。

そのためには、今の有難さに気づいて、
感謝をする視点を持つ、ということが、大切なのだと思います。
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