フィンランド*冬の過ごし方~北欧人に学ぶ寒い冬を乗り越えるコツ

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コラム
もい!
Hyvää uutta vuotta!(ふばー うぅった ぶぉった!)
Happy new year! 
勿忘草です。
どんな年末年始をお過ごしでしたか。
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フィンランドの南西部、ここトゥルクでは、気温はそこまで下がらず、雪のないクリスマスだったのですが、
1月半ば、今週は気温がぐっとさがり、最大マイナス15度くらいになりました。
外を歩くと、あまりの寒さに寒い、冷たい、を通り越して、耳が痛くて取れるかと思いました(^_^;)
また、冬の日照時間は5〜6時間ほどと、暗い時間が長いことに気が病みます。
「冬季うつ病」という言葉が日本でもあるくらい、寒さや暗さって、人に孤独を感じさせるものみたいです。
でも、そんな北欧に暮らす人たちは、毎年冬もそこで生きているんですよね。どうやって寒く、暗い冬を乗り切っているのでしょうか?
フィンランドで2度目の冬を経験中の筆者が、
『寒くて暗い冬を乗り切るためコツ』を
ここに暮らす人たちの様子をヒントにまとめました。
日本での暮らしにも役立てばうれしいです♪
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フィンランド*冬の過ごし方~北欧人に学ぶ寒い冬を乗り越えるコツ
目次

①心を明るくしてくれる灯りをともそう♪
②コーヒーの消費量が世界一?
③サウナで心も体もポッカポカ♡
④室内での趣味や楽しみをたくさんもとう!
①心を明るくしてくれる灯りをともそう♪
キャンドル、窓の飾り、クリスマス飾り、、
街にも家の中にも、たくさんの灯りがあります。
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たかが小さな光とあなどるなかれ。
机の上の小さなキャンドル一つが、私たちの心をとっても明るくしてくれるんです。
また、朝起きた時に真っ暗で、真っ暗の中、学校や仕事に向かうので、
なかなか眠気が覚めない~~
そんなときには、音でなく光で起こしてくれる目覚まし時計や、
体内時計をリセットできる、明るい光を出してくれる便利な明かりがあります。日の光の代わりにこの光を浴びて、体を朝モードにしてから、出勤(通学)することで、気分はスッキリ!!
☝光目覚まし:タイマーをセットすると、時間に合わせて徐々に明かりを強くして、起こしてくれます。
☝強い光のライト:朝起きたらこの光を浴びると、太陽光の代わりに寝ぼけた頭をスッキリさせてくれます。
②コーヒーの消費量が世界一?!
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朝は、先ほどの光とともに、コーヒーが欠かせません。
コーヒーの消費量世界一位なんて言われているくらい、
コーヒーは良く飲むし、飲んでいる人をよく見かけます。
ただし、飲みすぎにはご注意を・・・
カフェイン中毒になる恐れがあります。
※超簡単に言うと、コーヒーを飲まないと、頭が痛くなったり、思考力や判断力が下がったりし、常にコーヒーを飲まなければ、頭も体も動かない状態。
医者のホストファザーが言うには、一日1~2杯なら心配ない、とのことでしたが。
 寝起きに一杯、昼食後に一杯が、私の冬の日課です。
③サウナで心も体もポッカポカ♡
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フィンランドは、世界一サウナがたっくさんある国ってご存じでしたか。
お家に一つ、サウナがあるのが普通なくらい、サウナが大好きなフィンランド人。
アパートの部屋にだって、サウナがついていることにはとっても驚きました。
上の絵の桶の横に描かれている緑の葉っぱ、これは樺の木の葉を乾燥させたもので、
サウナで体にペチペチと当てて、マッサージをするのに使うそうです。
(ヤードにこれが干してあるのは見たことがあるのですが、筆者はまだ実際には使ったことがありません。。だってなんか痛そう・・・(^_^;))
血行促進や、リラックス効果があるそうですよ。
ちなみに、ホームセンターには大量のサウナ機器があり、日本ではなかなか馴染みのない光景にビックリしました。
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左がサウナを温める機械、右はサウナで使う小物類。
また冬には、サウナで熱した体で氷の浮いている冷たい湖に入るという『健康法』があります。
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写真:finlandnaturally.com
(これは本当に健康法なのか?!疑いはありましたが、筆者は一度挑戦してみました!超超超冷たかったけれど、意外と、入ったあとは何とも言えない清々しい気持ちになりました。)
フィンランドの文化を語るうえで、「サウナ」は欠かせない重要な文化の1つです。ほかにも色々な種類のサウナや、先ほどの真冬の湖冒険記など、いつか別の記事で書きたいと思います!お楽しみに!
④室内での趣味や楽しみをたくさんもとう!
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フィンランドでは、基本、仕事が終わる時間が早く、残業がないので、平日でも自分の時間が充分にあり、趣味や自分を楽しませる方法をたくさんもっている人が多いです。そして趣味のレベルが高い!
物価は高いフィンランドですが、夕方から始まる習い事や、言語コースはたくさんあり、手軽な値段で受講することができます。
例えば・・・
・イブニングコースでは:言語、手芸、ダンス、ヨガなど・・・
・多彩な趣味:読書、編み物、アート、音楽、ジム、色々なスポーツ、ジョギングなど・・・
・その他:おいしい食事を人と一緒に作る、人と会う、喋る・・・
また街には、車の走らない「ウォーキング・サイクリング専用道路」があったり、至るところ(外)にトレーニングマシーン(無料)が置いてあったりして、誰でも気軽に体を動かすことができます。
夏には川沿いの土手や、カフェのテラス席で、冬にはお家に招いたり訪れたりして、
仲の良い友だちとのんびり何時間でもお話ししている人たちをよく見かけます。
私は日本にいるとき、仕事人間で、あまり趣味もない人間だったので、たまに時間があると時間を弄んでしまって、あとから「私今日なにもしてない!!」罪悪感を感じることが多かったです。
なんで何もしてないことに罪悪感を感じるのか?何もしてない(誰にも迷惑をかけていない)のに?(誰に対して?)
きっと忙しくしすぎて、意味のない行動は無駄、そんな時間があるなら、意味のある行動や、次の仕事のためにやらなきゃいけないことをしなアカンって、知らず知らずのうちに思い込んでたんでしょうね。本当は、回り道や無駄に見えることにこそ、意味がある(気づきが得られる)こともあるし、意味なんて見つからなくても、その行動が自分の癒しになれば、それにこそ意味があって充分なのに。そんなことに、フィンランドに来て1年あまり経って、ようやく気付き始めました。(今でも時々、「あ~~~!ダラダラしすぎた!!」って罪悪感を感じることもあるけれど、仕事以外で自分のために使う時間の使い方を学んで、自分の心赴くままに時間を過ごすことを”楽しむ”ことができるようになってきました。)
自分で自分を楽しませられるということは、自分も周りの人も幸せに過ごすことにつながる、と身をもって感じています。
「趣味はなんですか?好きなことは?」
「時間があるとき何をしているの?」
そう聞かれて、思わず答えられなかったあなたは、
きっと真面目で、頑張り屋さんで、
いつも、仕事や家族や、自分以外のことにほとんどの時間を使っているんじゃないでしょうか。
「ほかの人も頑張っているし、私だけそんなこと言えない。」「私なんてマシなほう。」とか、
「迷惑かけたらだめだ。」
そんなふうに思って自分だけでなんとかしようと無理していないですか。
自分の頑張りや、しんどいレベルは、
人とは比べられない。
助けてくれる人、手伝ってもらえる人
だれにでも声をかけて、 30分でも、1時間からでも良いから、
「”自分だけの”時間」を作ってみてください。
「自分の好きなこと」
「自分のやってみたいこと」
自分の心に聞いてみてください。
1つ見つかったら、どんどん増やしていってください。
「親」でも「先生」でも、「会社員」でも何でもない、
「自分自身」になれる時間を見つけてみてください。
何歳からだって、どんな立場からだって
何だってやってみれば良いんです。
やってみて、合わなければ辞めれば良いし、
好きなら続けば良いし、
頻度だってやりたいときに自由で良いんです。
自分の好きな居場所を、たくさん作ってください。
自分を楽しませてあげてください。
あなたが幸せで楽しいと、周りにいるあなたが大事にしたいと思う人たちも、
幸せで楽しい気もちになるから。
これはほんとですよ!!
騙されたと思ってやってみてください。
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最後ちょっと(かなり?!)話がそれちゃいましたが(^^;
ここフィンランドでの暮らしから、寒い冬を乗り越えるヒントが見つかる方が少しでもいれば、私は嬉しいです!
前回の記事でも、寒い冬を乗り切るためのヒント【服装編】を載せています。興味のある方は覗いてみてください^^
himewasurenagusa.hatenablog.com
では最後まで読んでくれてありがとうございました!-勿忘草
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