テレワークは「サボる」より「バーンアウト(働きすぎ)」にこそ注意が必要

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※このコラムは上記タイトルのWEB記事に対しての意見です。

テレワークへの移行により顕在化した課題の一つに、メンタルヘルスがあります。自分でもちょっとおかしいな、という時期があったのですが、ヒアリングしてみると一定数「危なかった」という声が聞かれます。もちろん全然大丈夫という人もいますが、真面目な人ほど、陥りやすいように感じました。

今までは会社にいれば、成果をあげようがあげまいがパソコンに長く向かっていれば見た目上良かったことが、離れている分、成果として日々アウトプットして報告していかなければサボっていると思われる、という危機感が働き、報告できる区切りまで働いてしまうのもその要因かなと思います。

会社によっては、テレワークの時は、1日の終わりに上司に業務内容を報告するところも少なくないと思います。報告内容が少ないと評価が下がるのではと恐れる気持ちも分かりますが、どんな人でも、物事がうまく進まず思うような成果をあげられない日は、もちろんあるのです。

そんなメンタルが落ち込んでいる人を見つけてフォローしていくことこそが大事なのですが、「大丈夫?」と聞かれたら、まあ「大丈夫っす」ってなるし、「なんかあったら相談して。無理すんなよ」「はい」で、確認作業が完了したと思い込む、というまずいケースも多いのではないでしょうか。

だから上司や我々人事は、できれば対面で、最近どう過ごしているかを聞いて、その言葉の端から異変を感じ取れないといけないと思っています。何かの兆候を掴むために、仕事ではなく脇道に逸れた話から、他愛もない談笑から、正しく見抜くことこそが本当の意味でのフォローだと思います。
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