いまを生きる ~過去に囚われている方へ~

記事
コラム
映画「いまを生きる」
ロビン・ウィリアムズ主演。
1989年製作。


私がまだ大人になり切れていない頃に、
レンタルDVDにて観ました。
未だに大人でないところもありますが(笑)


殺風景で淡々とした全寮制の学校に、
詩と人生の素晴らしさを教える教師が赴任。
その教えと教師の人間性に感化され、
人生の意味を見出していく生徒たち。


見終わった時の胸の昂ぶりを覚えています。
私はすっかり魅了され、興奮していました。


この映画で感受性を大切にすることを学び、
時として、自分は「いま」を生きているか、
そう自問自答するようになります。


ところが、ずいぶん大人になって、
衝撃的なストレスを背負いました。
私はその時の出来事に縛られてしまいました。
繰り返し思い出される記憶。
つまり、過去に取り残され生きていくことに。


常に思い出される場面に憂鬱になり、
自分の中の虚しさと悲しみを呼び起こし、
その感情にどっぷりと浸かる。


その当時、私にはそれらに抗うことは出来ませんでした。


そう思い込んでいました。
仕方のないことだ、傷が深すぎる…と。


タイムマシーンがあるならば、
私は途方に暮れている私に伝えたい。
頬を両手で挟み、力のないその目を見据えて。


「いまを生きよう。
過去に縛られて苦しむのは
自分を痛めつけているも同じよね。
顔をあげて視野を広げて。
世界はここだけではなく、
ほら見てごらん、ずっとずっと広い。
そして、楽しいことがここにあるよと
微笑んで待っている。
悔しさ侘しさを掴み留まるより、
自分が楽しめる場所へ行こう。
そこで、いまを生きよう」


そんな風に。
あの頃の私は受け入れないかも知れない。
怒りと悲しみに言葉は跳ね返されるかも知れない。
でも、やっぱり根気強く伝えていきたい。
そう思います。


いまを生きる喜びを、私はしっかり知ったからでしょう。
過去に縛られていたあの日々の愚かさに気付いたからでしょう。
自分を大切にする意味を知ったからでしょう。


過去に囚われている方へ。
未来のあなたは、きっと今の私のように、
あなたの頬をそっと包み強く力ある瞳で、
「いまを生きよう」
とお願いしたいに違いありません。


私は頑固なので、長い時間を要しました。
あなたは私よりもずっと柔軟さを持っています。
「いま」に戻って生きてください。
過去を思い出した時、意識的に「いま」を見てください。
そこには、新たな花が咲いています。
生まれたばかりの風も吹いています。
木々もあの頃の形とは違っています。
星の光も当時とは違う。


さぁ、いまを生きましょう。




言葉にすることで軽くなる気持ちもあります。

1時間のチャット相談にも使えます。

あなたが前に進めるように、
2週間寄り添います。





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