心うつろう 切なさ はかなさ 面白さ

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コラム
ころり、ころりと変わるのが人の心です。
皆さんも、その変わりように驚いたことがあるかと思います。



今日の夕方、娘が、
「あ~、どうしよう。あぁん、どうしよう。」
と嘆きながら中学校から帰宅。

「どうした、どうした?」
その様子に心配になり尋ねると、
「吹奏楽部に入ったやん?サックスをしたいって思ってたんやけど、ユーフォニアムと迷ってる。あ~、どうしよう!」
「何で?あんなにサックスしたがっとったやん?」
「いやぁ、ユーフォニアムの音もカッコ良かったし、先輩も超優しかった。もう、どうしたらいいか分からん。あー、ユーフォニアムもいいなぁ。」
とのこと。

少しだけアドバイスをし、
「焦って決めなくてもいいとやろ?ゆっくり、しーっかり考えてみるたい。」
と放っておきました。
こんなに悩む姿は初めて。
微笑ましく、成長を感じ嬉しく思いました。
おおいに悩めよ我が娘。

2時間後。
入浴を済ませた娘が濡れた髪から雫をたらしながら、真剣な表情で寄ってきました。

「サックス以外は絶対嫌だ!もう、サックスしか考えられない!!」

・・・ん?
何ですの、その変わりよう(笑)
「そうなんか、さっきの悩む姿がウソのようやなぁ。」
笑う私の目に映った娘の強い意志が、なんだか眩しくもありました。

お風呂の中で自分の気持ちに向き合い、多方面から悩みを見つめ直したようです。

しかし、面白い。

何かがきっかけとなり、思わず心はうつろう。
娘の場合は、先輩と触れ合ったことでサックスからユーフォニアムに心を揺らし、母の助言も加味しながら懸命に悩みサックスへと戻った。
しかも、その想いは以前より強く固執した。

忙しい心やな^^



今日は恋に泣く日でした。
残念ながら私の恋バナではなく、共感しての涙でしたが^^

なので、娘の心情がリンク。

人は、心がうつろい揺れることを知っています。
それを知っているから、恋は不安と仲が良い。
心通わせ肌の温もりを密着させていても、それでもどこかせつない。

結婚という儀式をし、「うつろわないでいよう」と覚悟を決めて立場を確保するのかも知れませんね。
それだって心変わりを絶対に止める術ではない。
はかないものです。

凛とした恋をする人は、心の中にある覚悟の意味が違う。
「あなたの心がうつろっても構いません。決して不思議な事ではないのだもの。甘えて寄りかかっているけれど、私は一人ででも立てるのよ。」
そんな潔さがあります。
すると切なくなるのは相手の方。
もっと夢中になって、自分の虜になって、離れないで。


心のうつろいがあるからこそ、私たちは成長してきたのかも知れませんね。
好奇心いっぱいに魅力を見つける力を養い、心留めるために自らの魅力にも磨きをかける。


さて、明日あなたは心うつろうことがあるのでしょうか?
私にも心のうつろいがあるのでしょうか?
ちょっと楽しみにして、眠りにつこう♪



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