優しい父と母に同時に殴られるかと思った話

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ブログを書きたくて書きたくて震える
そんな症状が出そうな勢いで楽しんでます(*'▽')


昨日は出品の告知をアップしました。
「NEW出品!ご希望のテーマでチャット会話します♪」
コミュニケーションが好き、
コミュニケーション苦手だけど話してみたい、
言葉のやり取りの楽しさを味わいたい。
そんな方への出品です。


今回はたわいもない家族の話。


先日、子供たちを連れて実家に。
お昼近い時間だったので、近くにあるお蕎麦屋さんへ車でGO!。


父も母も私達娘(二人姉妹です)には厳しかったけれど、孫となると目じりが下がります。
下がり過ぎて大黒さんみたいです。
daikoku.jpg

で、それぞれ美味しく食事を頂き、ご精算。
そのレジの側に飴の入った籠が「ご自由に」
と書かれて置いてありました。
よく焼肉屋さんで見かけるアレです。


父はすかさず、子供たち3人の名前を呼び、
その手のひらにひとつずつ飴を置いていきました。
私も名前は呼ばれませんでしたが、一応その場に近寄り
「わー、いいねー、良かったねー」
私もここにいるからねアピールはしてみました。
さすがに大人になり過ぎてますので(45歳♪)、
飴ちゃんは配られず、かと言って子供が3つも貰ったので、
自分用に籠からとるのは遠慮いたしました。


車に乗り込むと子供たちは早速ガサガサと。
「あ、オレンジ味や!」
オレンジ香料の甘い香りと共に聞こえる弾む声。


「ママもさ、オレンジ好きやん?
子供たちは良かったねー。
じいちゃん、ママには配ってくれんやったばい。」
それは冗談で口にしたことでした。
どちらかというとアルコールが好きでして、
甘いものにはそんなに心動きません。
甘い恋心には心揺すぶられ脳までぐわんぐわん揺れますが。


しかしそこで運転席の私に向かって素早く伸びてくるものが。
それは左からと真後ろから。
もっと具体的にお伝えしますと、
助手席の父の手と、後部座席の母の手。
一瞬、軽い冗談を口にしたばかりに殴られるのかとビビりました。


ところがその手にはどちらも「飴ちゃん」を握っています。


思わず吹き出し、
「あーたたちも(あなた方も)貰っとるんかーい!」
と突っ込みました。
そして「あげるから食べなさい」という言葉を、
「いや、大丈夫。冗談やから」と笑い飛ばしながら、
でも実は内心有難くて、嬉しくて、ちょっと感動していました。


いくつになっても子供として見てくれちゃうんだよな、
心配ばかりかけて本当に親不孝な娘なのに、
いつもこうやって優しさをくれるんだよな、と。


殴られるより、こうやって優しくされる方が、
その気持ちに報いたいと思ってしまうのは私だけでしょうか?


心配じゃなく安心を届けたい。
そう思いながら転びまくり、また心配を掛けます。


それでも優しさは私を導きます。
大丈夫、起き上がれる、信じとるよ
どんなに離れていも、両親の思いは私に届きます。


転んで泥だらけで汚くなっていても、
躊躇なくその手を差し伸べてくれます。
ぎゅっと握り引き上げてくれます


感動しつつ運転席で、もしも
「あー飴ちゃん欲しいな」
そう誰かが望んだら、殴る勢いのスピードで
飴を握りしめた手を差し出せるよう準備しとく
そう誓った午後でした。


お読みくださり心より感謝致します!
またお会いしましょう♪



飴ちゃん欲しい方はどうぞ!


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