同調圧力による快感と、違いを認めるおおらかさ

記事
コラム
前回、「感じ方や思考はそれぞれに違う」という
ブログを書きました。
私自身、それが当然だと思っています。


しかし次のようなことが起こりました。


面白かった本の他レビューを読み、
真逆の意見にドキンとする。
私はこの本を単純に捉えすぎたのだろうか?
そんな疑問が頭をよぎる。


もっともらしい意見や知性を感じる文章に、
自分の感性への自信が一瞬揺らいだのです。
自分は正しく判断したい、間違えたくない、
そんな心理がふと湧き上がりました。


これを難しく言うならば「情報的影響」と言います。


これは「同調現象」の一要因です。
同調現象…人々の意見がある方向のみに傾斜すること。


日本人は「不安」を感じやすい民族だそうです。
なぜならば島国であり、昔から災害の多い国だから。
「不安」は命を守るために必要であった。
脳科学者はそう説いています。


なので自分の決定したこと、
または選んだ選択にも不安を感じやすい。


私は10年以上連れ添った旦那の選択に、
今でも不安を感じる時があります( ̄▽ ̄)
「こっちのセリフだ!」と聞こえてきそうです。
余談でした。

不安を感じやすい民族なので、
自分と違う意見には多少なりとドキンとします。


そして多数の意見と同じならば安心感を得ます。
すると主張する行為にも自信が持てます。
『自分は、自分たちは正しいんだ!』


やもすると少数派を責めようとする意志が働きます。


こうして行動に移されたものが「同調圧力」です。
ここに〝 おおらかさ 〟〝寛大さ〟があれば、
きつい圧力をかけることはないでしょう。


しかも、同調圧力のもと相手を叩くうちに「正義中毒」になります。


人間は分かりやすい間違えや攻撃対象を見つけ、
罰することに快感を覚えます。
その物質は「ドーパミン」という脳内ホルモンです。
正義をかざし攻撃すればするほど、
このドーパミンは分泌され、快感にハマってしまいます。


こうなると、相手の主張の良いところはシャットダウン。
ただただ自分の言い分を通そうとしてしまいます。


しかし人は「許せない自分が嫌だ」という
脳の働きを持っています。
正義感が強ければなおのこと。
快楽を得つつ自分も嫌な思いをしていると言えます。


メディアでの過ぎたバッシングや、
自粛警察の問題をニュースで見ます。


そこには正しい意見と、主張があります。
しかし、見るに堪えぬ現象や言葉も伴っています。


この人たちも実はふとした時に我を振り返り、
自分を責めているのかも知れないですね。


おおらかさは、自己受容から生まれます。
正義中毒の防止には、前頭前野を鍛えることが大切だそうです。


前頭前野を鍛える方法は明日へ持ち越します。
これだけのブログなのにちょっと疲れました^^;
カランコロンとなる頭でよく頑張りました(笑)


最後に。
脳科学者の中野信子さんはこう訴えています。

「あなたの選んだ選択肢で生きることに、
何も間違いはないんですよ。」

幸せの基準は無数にあり、
幸せを感じるオキシトシンは、
個々により分泌される場面が違う。
なので周りからバッシングされて
不安にならなくても良いのですよ、と。



自己受容はなかなか難しい。
一緒に方法を模索しましょう♪

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