恋とは、奪い合いつづけ・・・・・
愛とは、与え続けてゆくこと・・・・・
遥か昔の曲なのに、何年経っても
忘れられないフレーズがある・・・・。
当時は、まだ青臭かったオイラは
その歌詞の意味も分からず
ただ、その歌詞の
せつない雰囲気だけにつられて
涙が出そうになった。
初めて、別れを経験したとき
深い悲しみにとらわれて
あさ、起きることも憂鬱で
食べ物も、のどを通らず
しばらくは・・・・、
立ち直れないでいたことがあった
なぐさめの言葉は、何の効果もなく
酒にたよっても、なんの解決にもならず
車の中で、ハマショーを聴きながら
ボンネットをたたく雨だけが、自分の心を癒してくれた気がする
どうしても、我慢ができなかったオレは
たまりかねて、彼女の家へ行った
当時は携帯なんてなかったから、
自宅へ電話してからの呼び出しだったが
受話器の向こうの家族は
やけに無愛想だったことを憶えている・・・・。
彼女が、応じてくれないことも予想されたが
毅然として、応じてくれた
そう、なにかを堪えているが
やけに開き直った態度。
僕は、その時点で悟った・・・・・。
彼女は大人で、
僕は子供だったと・・・。
数分、話したが、何を話したか
もう、憶えてはいない。
ただ、別れ際に、ひとこと
「がんばろうね。」と言ったことだけは
憶えている。
当時は、まだ分からなかったが
今では、あの別れは
ぼくが大人になるためには
重要なステップだったと思う。
そして、冒頭のあのフレーズ
愛とは、与え続けてゆくこと・・・・・
今なら・・・・、
この言葉の意味が少しは分かる気がするよ
PS、前田さん、すこしだけ、お借りしました
ありがとうございました