デザイナーに頼む前に読むブログ no.03

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デザイン・イラスト
デザイナーでなくてもデザインをすることができるのではないか。

近年は技術も進歩し、3Dプリンターやレーザーカッターなどの
制作ツールが一般化しています。
それにより主婦もサラリーマンもアイデアを形にできるためデザイナーにわざわざ依頼しなくてもと考えているのではないでしょうか?

これは間違いではないではないですがデザイナーに頼む意義はどういったところなのか考えてみます。
(あくまで個人の制作の中で感じるデザイナーの価値です。)

まず、デザイナーがデザインを行う場合、その製品に関連するプロとそん色のない状態へと自信を育成します。

例えば、調理道具をデザインする場合、使ったことのないツールのデザインはできません。
そこで私は毎日自身で調理をし、様々な道具の特徴や使用感の確認を行っています。毎朝飲むコーヒーも自分で挽くところから始め、ペットボトルの飲み物もグラスを使って飲む経験値を養います。
つまりは日常の生活すべての体験を体に染み込ませることで経験が糧となります。
一方で経験できないような医療機器のデザインを行う場合などは1か月ほど病院に通い、お医者さんがどんな環境で誰に対してどのように診療を行うのか、その一部始終をセミプロになるまで観察します。
こういった、一般の人にはできないような仕事の体験や工場のエンジニアリングを理解することの積み重ねにより一般の方が発想できない領域のアイデア発想やコンセプトメイクへとつなげていきます。

これにプラスして社会情勢や素材や加工などのエンジニアリング、人間工学、認知学などの様々なノウハウを組み合わせて企業の求める像と製品をつなげていきます。


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