ココナラ活用塾vol.57【実績3000件超えプラチナ出品者はクーポン配布機能を使うのか!?】

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こんにちは!
ライティング系と音楽系のサービスを出品しているemiglia(エミリア)です。

今回のココナラ活用塾は、つい先日リリースされた「クーポン配布機能」についてです。
早速出品者界隈では話題になっていますよね~

<クーポン機能とは>

2023年1月、本当につい最近リリースされたココナラの新機能「クーポン配布」は、出品者がユーザーにクーポンを配布できる機能です。

詳しい説明はココナラのクーポン機能のところを見てください。
ここで解説を始めると長くなるので割愛しますね。

<賛否両論!?クーポン機能って出品者搾取なの?>

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実は私、個人的にけっこう驚いた、というか意外だったんですが、クーポン機能に対して否定的なご意見をチラホラ見かけまして……

その理由は、クーポンで値引いたり割り引いたりした金額は【出品者負担】となるからです。

300円クーポンを発行して、受け取った人がそのクーポンを使って1,000円のサービスを買ってくれた場合、出品者の手元に入る金額は480円になってしまいます。
(1,000円-手数料220円-300円=480円

通常ココナラから発行されるクーポンは、当然ココナラ側がその金額を負担してくれているため、出品者には何の影響もありません。
しかし、出品者が自ら発行するクーポンは「身銭を切って出すもの」になってしまっているわけです。

それが否定派の意見というか、「ココナラはただでさえ高い手数料を取っているのに、さらに出品者の身銭を切らせて自力で顧客獲得をしろってのか!?」とお怒りの声につながっているようですね。。。

まぁ、気持ちは分かる(苦笑)

<もともとは出品者の声から生まれた機能>

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でも、否定派の方々にも知っていただきたいのですが、実はこのクーポン機能、ずーっとずーっと前から出品者たちの声として上がっていたリクエストだったんです。

数年前に何回か出品者交流会というものに参加させていただいたのですが、そこで出品者たちから「クーポンを発行できるようにしたい」という声が多く聞かれました。
何を隠そう私もその一人。顧客獲得に向けて、フォロワーさんやリピーターさんにお得なクーポンを発行したいなぁという気持ちがありました。

クーポン配布機能は、その「出品者の声」を受けて生まれた機能であって、決して出品者搾取のために実装された”あこぎ”な機能ではない、と知ってほしいな~、なんて。

<じゃあemigliaはクーポン機能を使うのか>

私もその昔は「ほしいな~」と思っていた待望のクーポン配布機能・・・
じゃあ喜び勇んで使うか、と言われたら・・・

ごめんなさい!
今のところ使う予定なし!です(涙)

うんとねー、これはまだクーポン機能の上手な活用方法を見出せていないだけで、これから試しながら少しずつ活用していこうと思っているんですが、「今のところ使う予定なし」の理由をご説明しますね。

[① クーポンを使わずに値引いた方が出品者がお得]

さきほど、自分が配布した300円クーポンを使われて1,000円のサービスが買われた場合、1,000円-220円(手数料22%)-300円=480円になると解説しました。

これ、クーポンではなくて「300円お値引きして700円で提案しますね」と言った場合は、700円-154円(手数料22%)=546円になるんですよね。
となると66円の差が出ます。

たった66円。されど66円です。

50,000円のサービスで見てみると差はもっと大きくなります。
☆自分が配布した3,000円クーポンが使われて50,000円のサービスが買われた場合
50,000円-11,000円-3,000円=36,000円

☆普通に50,000円から3,000円値引いて47,000円で買ってもらった場合
47,000円-10,340円=36,660円
ほら、660円の差。100均で6つも好きなものが変えちゃいます。

もっとも、「直接お値引き」は問い合わせや見積もり相談があって初めて提案できることなので、そういったものがなくても配布できるクーポンとは、根本的に異なるアプローチ方法になります。
それでも私だったら「リピーターさんにはクーポンじゃなくて直接メッセージで値引きキャンペーンとかのご案内をするな」という感じですね。

[② クーポンには有効期限がある]

ココナラから発行されるクーポンもそうですが、有効期限がけっこう短いんですよね。

どのサービスを買おうか考えているうちに期限切れになってしまったり、忙しくて忘れているうちに使えなくなってしまったり、買おうかどうしようか迷っているうちに期限が迫って結局見送ってしまったり……
ということが、私は多々ありまして。

有効期限を短めに設定することによって「能動的に使わせる」という効果があるのは勿論知っているのですが「今じゃない」というタイミングでクーポンを配布してしまっても、逆に困らせてしまうのかなぁなんて思うと、すぐにはクーポン配布しようと思えず。。。
今最大の期限が14日なんですが、せめて1ヵ月くらいはほしいなぁ、なんて。

[③ 配布対象者の選定が微妙]

現状のクーポン配布機能では
・まだ取引のないフォロワー(直近のフォロワー20名から選択)
・取引総額が大きいユーザー(大きい順に20名から選択)
・取引回数の多いユーザー(多い順に20名から選択)
・最近取引したユーザー(取引終了日が近い順で20名から選択)
が配布対象者となっているのですが・・・

なんか、ちがうんだよなぁ。
というのが正直な所感でございまして。

また取引のないフォロワーさんは、営業目的のフォロワーさんも多いし・・・
最近取引したユーザーさんは、そんなすぐにまた依頼してくれるってことはないと思うし・・・
取引総額が大きいとか、取引回数が多いとかは、あんまり重視してないし・・・

う~~~~~ん・・・・・・微妙。

私は
・感謝のクーポンをみんなにバラまきたい!
・誕生月のユーザーさんにお祝いクーポンをお渡ししたい!
・サービスリニューアルやリリース記念のクーポンを「お気に入り登録してくれた人」に渡したい!
って感じなので、現在のココナラの設定とは「合わない」んですよね~(汗)

[④ タイミングが難しい]

配布のタイミングも難しいなぁと思っていまして、クーポンはココナラからも発行されますが、それと被ってしまうと出品者が損してしまう恐れがあると踏んでいます。

・ココナラから300円引きのクーポンをもらった
・出品者から300円引きのクーポンをもらった

購入する人からすれば、どちらを使っても300円お得になります。

じゃあどっちを使うかって言ったら、なんとなく出品者から出してもらった方を使いたくありません?
「折角クーポン出してもらったし、使おうかな」と。

他に買いたいサービスがあれば、ココナラ発行のクーポンも使われるでしょう。でも、もしかしたらココナラ発行のクーポンは使われずに、出品者配布のクーポンだけが使われるかもしれないわけです。

ということは・・・・・・

使われずに有効期限切れになったココナラ発行のクーポン、もったんなくない?
ってかそっち使ってくれれば出品者側はマイナスにならんくない?

という、なかなか複雑な気持ちに(苦笑)

ココナラ発行のクーポンを使ってくれれば、出品者のマイナスは無しです。
でも、出品者配布のクーポンを使われると、その分マイナスされます。

ね?難しいところでしょ?

ココナラ側が出すクーポンは予告なしで発行されるので、タイミングをミスると「ココナラ発行のクーポン」と「出品者配布のクーポン」が被る可能性があり、結果的に「ココナラのクーポンを使わずにわざわざ出品者配布のクーポンを使ってくれる(=出品者的には痛手)」となるシナリオがぼんや~りと見えたり見えなかったり・・・(ごにょごにょ)

<効果的にクーポンを使えばサービス購入へと繋げられる!>

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私は今のところ積極的にクーポンを使おうとは思わず、今まで通り「直接お値引き」で対応する方向性ですが、それはあくまでも「受け身」の対応です。
お問い合わせがあったら「特別お値引き」という形でお得な金額をご案内する(=実質クーポンみたいなもん)という方法ですが、そもそも前述の通りお問い合わせや見積もり相談がなければ意味がありません。

一方で、クーポン配布に関しては、「出品者自らが営業をかけられる数少ない貴重な機会」となります。能動的に見込み購入者たちにアプローチできるという意味では、大いに活用できると思っています。

ココナラは基本的には「出品者は基本的に受け身で"待つ"」という仕組みで、過度な営業は嫌われますし、最悪通報されます。フォローや「お気に入り登録」に対して営業メッセージを送っても反応がなかったり逆に迷惑がられたりしていたところ、クーポンを出すことで購入に繋げやすくなることが見込まれます。

ただねぇ、これもねぇ、フォロワーさん皆が「見込み購入者」ではないのが、難しいところなんだよなぁ。。。

誰にどのタイミングで配布するか、という点が悩みどころで、これは私もこれから研究していこうと思っていますが、そこが上手くはまればサービスの購入につなげられる手段となると思います。

クーポン費用は自腹になりますが、使われてはじめて差し引かれるので、その点は安心です。
クーポン分のお金が引かれても嫌にならない程度のバランスをとって、値引き金額や値引き率を決めると良いかな、と思います。

とくに駆け出しさんにとってはクーポンが大きな武器になると思うので、ぜひ使ってみると良いんじゃないかな、と。

その昔は「無料お試し枠」という、タダでサービスを提供できる機能があったので、その頃の方がよっぽど「出品者が身を切って実績を重ねていた」かな。
それに比べればクーポン機能やPR機能は優しいもんでございます(笑)

<個人的なつぶやき>

個人的には
・フォロワーではなくで「お気に入り登録」してくれた方に、そのサービス限定で使えるクーポンを出したいなぁ

・もうちょっと自由に配布対象のユーザーさんを選べるようになると嬉しいなぁ

・誕生日登録しておくと誕生月のユーザーさんとかが分かるようになってて、それでクーポン出せたりすると楽しいなぁ

・「次回使えるクーポン(有効期限1年とかの長いやつ)」を「正式な納品」のタイミングで発行できるとリピーターさん獲得につなげやすいんだよなぁ
なーんて思ってますが、でも折角新装された"待ちに待った"クーポン機能、1回くらいは使ってみようと思っています。

実際に使ってみてどうだったかは、またの機会にご報告しますね。

おわりに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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