こんにちは!
ライティング系と音楽系のサービスを出品しているemiglia(エミリア)です。
8月に実装された「サービスPR機能」について、書きたい書きたいと思ってなかなか書けずにいましたが、ついに……!やっと書きました!!(遅い)
前職でWebマーケティング部に配属された経験がありまして、まさに「Web広告」にガッツリと関わってきたので、その経験も踏まえてココナラのPR機能の活用方法を考えてみました。
あ、で、先に小声で正直にお伝えしますが、私はまだPR機能を実際に使っていません。ただ、先陣切って試した出品者仲間さんの声や、PR機能のレビュー記事などを参考に、それにWebマーケターの端くれだった頃の知識や経験をプラスして解説していきます。
もし実情と違うところがあれば、DMなどでコッソリご指摘ください……!
<WebマーケティングとココナラPR機能の関係>
そもそも、WebマーケティングとココナラのPR機能って何か関係あるの?
というところからですが……
大ありです!
Webマーケティングは「オンラインでの集客」を担っています。
前職で何をやっていたかと言いますと、こんな感じ。
・アナリティクス(Webサイトがどのくらい見られているか、どういう人に見られているか、購入や予約や申し込みに繋がるのは何%くらいか、などの分析)
・SEO対策(ブラウザの検索で対象のWebサイトがどの位置に表示されるか、また上位表示させるためにはどうしたらいいか考え施策する)
・Web広告の運用(バナー広告やリスティング広告など)
ココナラのPR機能は「ココナラサイト内のみで表示されるココナラ専門のWeb広告」と言えるため、Webマーケティングでのお仕事が生きてくるというわけなんです。
<ココナラPR機能の基本情報>
ココナラのPR機能(広告機能)の基本情報を簡単にまとめます。
・2022年10月現在、パソコンのみで利用・操作可能
出品者モードのメニューバーの「広告管理」をクリックすると管理画面が表示されます。
詳しいやり方は「広告配信のはじめ方ガイド」を読んでください。
・広告を出すとサービスが「興味のありそうなユーザー」に対して[PR]上位表示される
こんな感じ。表示させるだけではお金はかかりません。
・[PR]として表示されたサービスがクリック(タップ)されると広告費が発生
※自分がクリックしても広告費は発生しません。
※同じユーザーが同日に複数回クリックした場合は2回目以降はカウントされません。
→安心ですね!
・広告管理画面では、表示回数やクリック数、販売数などがチェックできる
こんな感じで、一覧で確認できるので自分で分析できます。
まとめると「(商品を)手に取ってもらえたらお金を出すからサービスを目立つ位置に置いて!!」という気持ちに応えてくれる機能です。
<すでに上位表示されているサービスはPR機能を使っちゃダメ!?>
ご自身のサービスをブラウザの「シークレットモード」でココナラにログインしない状態でチェックしてみましょう。(なんのこっちゃな方、すみません、ググって!)
・「カテゴリ」内での表示順位
・自分で設定した検索ワードでの表示順位
この2つで、自分のサービスがどのあたりに表示されるのか確認してみてください。そこである程度上位に表示されているならば、PR機能を使う必要はありません。
理想は20位以上ですが、1~2ページ目に表示されていれば「よし」としても良いかもしれません。ココナラの「サービス分析」で閲覧数の推移を見て、自分のサービスがどのくらい見られているかという点も加味して判断できると良いですね。
[PR]として表示されているサービスがクリック(タップ)されると、広告費が発生します。
もともとサービスが上位表示されているならば、広告を出さなくてもユーザーの目には留まるはずですので、[PR]がついていない普通のサービスだって十分クリックされます。
ユーザーは「[PR]がついているからクリックする」という行動はとりません。単純に興味を惹かれたサービスをクリックします。
広告を出して[PR]表示させたサービスは上位表示されるため、例えば自分のサービスが10番目とか11番目とかに表示されていた場合、1番目に表示された[PR]つきのサービスがクリックされる可能性の方が高くなります。
図説するとこんなイメージですね。
オレンジ色が自分のサービスで、通常は11位表示だったとしましょう。
このサービスで広告を出すと、興味があると判断されたユーザーには図のように表示されます。
(PR表示されるサービスと通常のサービスが同ページに表示されることはあるらしいです。私が実証したわけではありませんが、出品者仲間談)
こう表示されると、普通に考えれば通常のサービスではなく[PR]の方のサービスがクリックされますよね。ここで、広告費が発生するわけです。
でも、画面上には同じサービスの[PR]ではないバージョンが表示されている……
もし、サービスタイトルやトップ画像に興味をもってクリックしてくれたとしたら、別に[PR]で1位に表示されていなくても、11位表示の通常モードのサービスがクリックされたかもしれません。この場合、広告費は当然発生しません。
私はWebマーケティング時代のクセが抜けないのですが、例えば「Amazon」で検索した時に
こんな風に表示されたら、普通は上の方をクリックしますよね?
でも私は[広告]表示のある上のリンクはクリックせず、下のリンクをクリックしてしまいます。なぜなら、[広告]リンクを踏むとAmazonさんに広告料が発生してしまうから。
(って別にAmazonの身内でも無ければ関係者でもないんですが……なんとなく、ね)
でも、これって職業病みたいなものだから、普通は何も考えずに[広告]の方をクリックしてしまうと思うんですよね。
これと同じことがココナラでも起こる、ということです。
もちろん、購入者によっては「最初に表示されたから」という理由でクリックして、そのまま購入となることもあるでしょう。10位まで見てくれないということもあるでしょう。
だから、すでに「上位表示されているサービスはPR機能を使っちゃダメ」とは言いません。ただ、気付かぬところで損してしまう(広告を出さなくてもクリックされたのに、広告の方がクリックされて費用が発生してしまう)可能性が低くないことだけ、お伝えします。
上位20位くらいまでは、なんとなくスクロールして目を通すユーザーが多いため、20位以内に入っていれば、一旦PR機能は保留にしてもいいかもな、と思っています。
ただ、人気サービス出品者さんたちがこぞってPR機能を試していた時期には、効果があった!という声も多く上がっていたので、もちろん広告を出せば出したなりのことはあると言えます。
サービスが上位表示されていても、資金に余裕がある方、単純に「試してみたい」という方は使ってみては……?
<PR機能の使い時と止め時>
すでに上位表示されているサービスはPR機能を使う必要がないことを解説しました。
ということは、当然PR機能は「上位表示されていないサービス」にこそ使うべき機能ということになります。
具体的には3ページ以降に表示され、閲覧数もほとんどないサービスを売りたい!という場合は、ぜひPR機能を使ってみてください。
ただ、PR機能をずっと使い続ける必要はありません。
効果的に、タイミングを見極めて使うことが大切です。
要するに「表示順位が低い+閲覧数が少ない」状態になったらPR機能の使い時です。
サービスを出品したばかりのときは、当然「おすすめ順」などの表示順位は低いですが、「新着順」の表示順位が高いため、少し様子を見ても良いでしょう。ただ、「新着順」でサービスを探すユーザーはそれほど多くないので、初動で勢いをつけてバンバン売り出したいという方は出品してすぐにPR機能を使っても良いと思います。
はい、出ました。
私のブログやノウハウあるある「自分で決める」「自分で考える」
まぁ、仕方ないんです。
だって、閲覧数はカテゴリによって大きな差がありますし、販売数や販売額は個々人で目指すところが大きく違いますからね。
デザインやイラスト系のカテゴリだと、人気サービスは1週間で1,000回以上見られているようですが、私が出しているサービスは300回いけば多い方でガッツリ稼げます。
自分の肌感で目標や基準を決めて、広告をストップするタイミングを考えてみてください。
<PR機能の効果が上手く出ればPR機能が不要に>
ココナラの「おすすめ順」などで上位表示されるサービスは
・サービスページ、プロフィールページが充実している
・サービスの閲覧数、お気に入り数、販売数などが多い
・サービスの評価が高い
といった特徴があります。
PR機能を使い、興味がありそうなユーザーに広告を出すことで、閲覧数が増えます。しかも興味がありそうなユーザーを狙って表示される広告は「お気に入り登録」される可能性が高く、お気に入り数が増えます。「閲覧数」と「お気に入り数」が増えるだけで、「おすすめ順」でサービスが上位に表示される可能性が高まっていきます。
さらに、購入してもらい、評価をつけてもらうことで、ますますサービスが上位表示されやすくなります。
そうなってくると、[PR]ではない通常表示のサービスが2ページ目以上、さらには20位以上に浮上してきて、広告をストップしても安定的に閲覧数や販売数を保っていけるようになります。
軌道に乗ってしまえば広告は出さなくても良いため、初期投資ような感覚でPR機能を活用すれば良いということになります。
<チャージ金額と1日の広告費上限はいくらにする?>
ココナラのPR機能では1日の広告費の上限を決めます。
[PR]サービスがクリック(タップ)されると広告費が発生するわけですが、上限金額を設定することで広告費をコントロールできるようになります。
なお、クリック単価(クリックされるごとに発生する広告費)はカテゴリにより30円から80円の間で異なります。
(例)
・チャージ金額:10,000円
・1日の広告費上限:1,000円
(手動で広告配信を止めない場合)
クリック単価が30円のサービス、60円のサービスで広告を出すとして……
1日目
クリック単価30円のサービスが10回(300円)
クリック単価60円のサービスが11回(660円)
この時点で、60円のサービスは[PR]表示されなくなります。
その後30円のサービスが1回クリックされると、その時点でこの日の広告配信は終了となります。残りのチャージ金額は9,010円です。
2日目
クリック単価30円のサービスが9回(270円)
クリック単価60円のサービスが5回(300円)
1日出しっぱなしにして総額570円だった場合、残金が8,440円となります。
こんな感じで1日の上限金額に達すると広告が止まり、[PR]表示はなくなります。
では、一体全体、チャージ金額と1日の上限金額は、いくらにしたら良いのか。
この答えは、無責任ですみません、人それぞれです。(えー)
ただ、参考として、これまでにココナラのPR機能を使ってみたというレビューを投稿されている先人たちによると、大体皆さん最初は「チャージは3,000円~10,000円」で「1日の上限金額は1,000円」としているようです。
クリック単価30円のサービスであれば、1日の上限金額を1,000円とすれば、33回クリックされるまで広告は止まりません。
クリック単価80円のサービスだと、12回ですね。
複数のサービスで広告を出す場合はちょっと複雑になるので、本記事では割愛します。
埋もれているサービスは1日に1回も見てもらえない、もしくは数回見られる程度なので、10回以上見てもらえるだけでも十分かと思います。そう考えると、1日の上限金額はまずは1,000円で十分かな、と思います。
それで様子を見て、自分なりに傾向を分析して金額調整をしてみてください。
ちなみに、ココナラのPR機能も、手動でオンオフを切り替えられますが、実は曜日や時間帯によって手動でこまめにオンオフを切り替えた方が効果的にPR機能を活用できるんじゃないかと踏んでいます。(蘇るWebマーケ時代の記憶……)
ただ、これについてこのブログで語り始めると、とんでもないボリュームになってしまうので、これはそのうち販売しているノウハウのオプションとかでまとめられたらいいなぁと思っています。(いつになるやら……)
チャージ金額については、まず3,000円くらいでいいんじゃないかな、と思っています。
クリック単価30円のサービス1つだけで広告を出すなら、1日10回見てもらうところからスタートでいいや、ということであれば「チャージ3,000円/1日の上限金額300円」にすれば少なくとも10日は広告を出し続けられます。
実験的に始めるなら、まずこのくらいから……というところですかね。
そこから先は、実際に分析結果をフィードバックしながら自分なりに研究して「出し時」や「止め時」それから「金額設定」など、工夫してみてください。
<どうせPR機能を使うなら……>
さて、既に長くなっていますが、最後に1つだけ。
[PR]機能を使っている方のほとんどが、「PRしてない」トップ画像なんだよなぁ。
と思っていまして。
最初にココナラのPR機能は「ココナラサイト内のみで表示されるココナラ専門のWeb広告」と言いました。で、「広告」なんですが、広告仕様の画像になっていないわけです。
折角「広告」を出すわけですから、何かしら「お得情報」や「お願いしたくなる要素」をサービスのトップ画像に盛り込むことで、クリック率を上げ、さらには受注率(販売数)も上げていかなければ、ねぇ、、、と思うわけです。
こんな感じで、ちょっとでも「気になる!」「買いたい!」と思わせるような文言を入れておくと、より効果的にPR機能を活用できるはずです。
本当は、広告として出すバナー的な画像と、通常のサービスと、変えられると良いのですが、現在のココナラのPR機能では通常のサービスに[PR]マークがつくだけなので、通常サービスのトップ画像を工夫するしかありません。
だから、広告を出している期間と、そうでない期間の2パターンの画像を作っておいて、適宜差し替えるのが良いかな、と思います。
もちろん、限定価格や特別割引などのお得情報をアピールする場合は、実際のサービスでもお得なキャンペーンを実施してくださいね。
だから、PR機能を使う場合は「(出品したての場合は)出品記念!限定○名様特別価格!」とか「期間限定!特価20%オフにてご提供!」とか、そういったキャンペーンを打ち出し、サービスのトップ画もキャンペーンをアピールしたものにするってのがベストなんじゃないかな、と元Webマーケターの端くれはぼんやり思っております。
今それをやっている出品者さんはほとんどいないので、これから広告を出す方は試してみてください。
おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「ココナラ活用塾」では、皆さんの「これってどうしてる?」や「こんなところで苦労しているんだけど…」といったお困りごとを少しでも解消できるよう、不定期でお役立ち情報を発信しています。
もし、何か知りたいことや聞いてみたいことがありましたら、お気軽にDMでリクエストをお送りください。全てにお応えできるわけではありませんが、記事にできそうなテーマがあれば、記事化いたします。
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