うつくしい人

雨宮まみさんという女性がとても好きで、ファッションもそうなんだけど、

なんと言ってもピシッと伸びた雰囲気（あったことないし）と

力強い目、黒いショートヘアがなんともエキゾチックでキリリとしている

よく赤い服を着ている印象がありました。

今日はお昼にびっくりするほどの雨が降ってそんな中お仕事をしていたのですが、

ふと雨宮まみさんのエッセイを思い出した。

雨宮まみさんの文章はすごく優しい言葉なのに赤い感じとお酒の匂いがする。

雨宮さんが事故で亡くなってしまった頃、

私は今よりもっともっと若かったから、愚痴をきく連載を読むたび、うんうん言ってちょっと涙ぐんでいたのです。（真面目に生きるって損ですか？　本になってます。とても良い）

４０歳がくる！という連載では、

大人が本当に好きなものを買ったり、彼氏に振られてうっかり消えてしまいそうになったり、焼け酒したり

大人になるっていいなと本当に思えたような気がします。

思うと、私は大人に対して完璧でいなきゃいけない存在なんだ、私はもう大人だから責任を果たさないと、という気持ちが強い子だったから

４０歳がくる！の雨宮さんは大人だけど、喜怒哀楽があって、圧倒的な好きを追求していて

私がなりたいけど理性でなっちゃいけない　と刷り込みをしている理想そのものだったな。

私もたまにはきゅ、と赤い口紅塗ってみようかな。

ほおのラインで髪の毛切ってみようかな。

踏み外してみようと思える雨の日でした。

はてさて、今日もご飯が美味しくて嬉しいな。