50代社員の仕事に対するモチベーションが低い(高まらない)、と嘆く企業人事の方は多いようです。
その問題解決のために、どんな課題を設定したらよいのか?
なのですが、その前に何故そうなのか、という原因を先ずは探る必要があるのですが、ここも有りがちな偏りとしては、人事は企業目線で捉える傾向が強すぎる、という印象があります。
作られた企業文化・風土、設計・運用されている人事制度、こういったものへのテコ入れよりも、それをベースとして社員を見てしまう、ここに問題の根っこがあるように思われます。
例えばです、一定の年齢で役職を外れ報酬がダウン、かつての部下が自分の上司になり、しかもやっている業務は何ら変わらない、となれば何て言いましょうかね、プライドや自信を無くしてしまう、そういった心理状態に陥るのも分かるような気がします。
にも拘わらず、やる気が無いとか、アウトプットが芳しくない、とか・・・
ただ、これはどちらか一方だけに原因があるのではなく、組織と個人双方に有るのではないでしょうか。
組織と個人がWin-Winの関係になるためには?
この視点がとても重要だと考えます。