3月も残すところあと3日。
年度替わりでお忙しい日々を送られている方も多いと思います。
花粉症と付き合っている方、特にスギ・ヒノキはまさに今がピークなので、ムズムズ・カイカイ...どうかお大事に。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
日々お客様からのお電話のおかげで、楽しく、学び深い時間を過ごしている橘アスカです。
最後まで読み進めるのが大変な方のために、今日ご紹介の書籍だけ先に書きます。
弁論術|アリストテレス
とある出品者様からのご相談
今日は久しぶりにブログ投稿のお題をちょうだいしました。
お寄せいただいた内容はコチラ。
お客様を励ましたり、前を向けるアドバイスをしたいけれど、なかなかうまくいきません。
私がかける言葉も響いていないようで、「うーん」と納得されていない感じ。
どうお客様に声をかけたらいいでしょうか?
共感・共感・大共感。
お題を提供くださった◯◯様、ありがとうございます。
お電話くださるお客様の心情に寄り添って、「励ましたい」「前を向いていただきたい」そうお考えになること自体がとても尊い...。
そんな◯◯様に悩みを聴いていただけるだけで、お客様の心はかなり救われたことと想像します。
私ではとてもとても解決に見合う成功体験など語れません笑
そのため、今回はお客様にとって納得感のある話し方のヒントとなるであろう本をご紹介。
それをお題回答に代えさせていただければと思います。
ということで、今日は
「説得力」が学べる本のススメ
せっかくこうして学び直しの契機をもらえたので、私も読み返します。
一緒にお客様のためのスキルアップ、頑張りましょうね!
前提:説得力より先に磨くべきは「聴く力」
今日のお題は「説得力」ですが、この前提は避けられません。
「聴く力」が育つ前に「説得力」にフォーカスしすぎると、論破してくるただのイヤなヤツになりかねないので、順番大事!
「聴く力」について書く前にこの投稿を書くことにもだいぶ抵抗があったくらいです。
「聴く力」については、
・人間関係構築の必殺技
・モテる秘訣
・人生成功のコツ
・売る技術
とも言い換えることが出来るスーパースキルなので、まずはここから一緒に伸ばしていきましょう!
※「聴く力」についてはまた日を改めて書くことにします。
※お題提供の◯◯様はすでに高い傾聴スキルをお持ちであることを書き加えておきます。
弁論術|アリストテレス
2000年以上前、古代ギリシャ。
哲学者アリストテレスによって書かれた傑作です。
アリストテレスは、ソクラテス、プラトンと並び称される偉大な哲学者。
彼らの哲学は、今の世の中でも一切色褪せることなく学べるものばかり。
これは私感ですが、トレンドの情報は風化が早いものも多い。
比べて長く読みつがれてきたものは、時代が代わっても私達に多くの学びを与えてくれる。
そのため、旧時代の名著は真理を教えてくれると考えています。
本書で語られる説得力、3つの要因
本書のタイトルである「弁論術」とは聴き手を説得する技術。
そして、相手を説得するために必要な要因は以下の3つだと語られています。
・話し手の人柄
・聴き手の心理状態
・話される内容の論理性
「説得力」を学び、身につけようとする時、どうしても3つ目の「論理性」を磨こうとしがちです。
しかしながら、アリストテレスが言うに最も重要なのは「話し手の人柄」なのです。
これだけで納得される方は多いのではないでしょうか?
結局、人と人として向き合う時に大事なことは「人間力」なんですね。
耳が痛い話でもあるし、転じて人間力を上げることは説得力だけにとどまらないため、やるべきことがシンプルになって良いとも思えます。
相手からの信頼値を上げる3つの要素
話し手の人柄について、「説得力」の中で特に必要なことは「信頼値」。
本書にある信頼値を上げる3つの要素は以下のとおりです。
・思慮深いこと
・徳を備えていること
・聴き手に対して好意を持っていること
自分自身が聴き手になった場面を想像すれば、非常に納得感のある内容。
上記にとどまらず、本書では
・聴き手の分類と話の内容の判断基準
・説得に有効な手段
が記されています。
深い学びが得られる一冊です。
触れて損はないので、気になった方はぜひ手にとって見てください。
その他、オススメの本
お客様に少し前や上を向いていただきたい。
元気を出していただきたい。
そんな時には、ペップトークに関する本もオススメです。
ご興味があれば、検索してみてくださいね?
さいごに
今日は「説得力」を学べる本のご紹介と題打って書きましたが、つまるところ「人間力」が大事であるという内容でした。
日々葛藤されたり、奔走されているお客様のお話を聴いていると、内省して自分の未熟さに気づかされる毎日。
人として成長するのには天井がないので、まさに生涯学習です。
独りで取り組み、突き詰めて没頭すると、時に過度な自責でしんどくなるかもしれません。
そんな時には、誰かと一緒に学び、成長を称え合ったり、つまずきを笑いあったり...
そんな風に支え合いながら一緒に楽しんでいきましょうね✨
今日も駄文・乱文にお付き合いくださったみなさん、ありがとうございました。
引き続き、ブログのお題をお待ちしております。
ご希望のお題は、お気軽にメッセージにてお寄せください。
(たいした回答は得られないという位の心持ちでどうぞ笑)
橘へのコメントはコチラ↓↓↓
橘 アスカ