先日は、訪問看護の契約に行った方は60代の男性。
生活保護の方で、脳梗塞で倒れ車いす生活の為、施設に入所しました。
1人づつ部屋があるのですが、とても狭く、寝るスペースしかない状態です。
食堂もあるのですが、食堂は4人座って食べるスペースで一杯になってしまうくらい狭いのです。
60代の男性は「衣食住あるだけで、ありがたい。この生活に慣れていく」
と言っていました。
実はこの施設は、以前はビジネスホテルだったそうで、
そのまま居抜きで住宅型の有料老人ホームになりました。
ここに住む人はほとんどが、生活保護の方で、
・1人で暮らせない
・有料老人ホームに入居できない
方に、用意した施設でした。
専属の訪問介護、訪問診療もついているので、何も困ることはないのです。
今回の方は、施設のことの言う事を聞いてれば何でもやってくれるから、
それでいいんだと。言葉も少なめなのは、言葉の出にくさから、
言語聴覚士が対応する予定となっています。
言語聴覚士が入ることによって、言語のリハビリをし、
言葉の出にくさをリハビリをすることによって
出しやすくしていきます。
ただ私から見た利用者さんは、何だか全てをケアマネジャーに決められ、
自分に意志を言えず、決められた時間、決められた内容のようにも思いました。
家族は疎遠状態で誰も身内がいない状態で、家族の意向というのもない。
生活には全く困らない状態であっても、自分の意志をもって生活をしなければ
自分じゃないような、どこか寂しいようにも思えました。
自分の意志を持つことで、最後まで自分が主役になれる人生を歩みたいなと思ったことです。
来年から新しい風の時代になると、様々なところでも言われていますが、
どんな状態になったとしても、自分の意志はしっかりもち、
自分らしく生きていければいいなと思っています。
読んでいただきありがとうございました。