3歳になる娘(つーちゃん)はわたしにベッタリです。母親より一緒にいる時間が長いせいもあるかもしれません。甘やかしすぎ、といえばその通りなのでが、それにしても一緒にいたい愛が他の子と比べても異常なほどです。
他の人にも恥ずかしがってなかなか懐かず、わたしの足にしがみついて隠れています。
そんな感じなので、保育園に送り出すときはそれはもう大変です。泣いて泣いて、「おとうさん!おとうさん!!」と泣き叫び、先生に引き離してもらう毎日でした。
このような時期はどの子も経験するかと思うのですが、そのうち泣くことはなくなります。だから、つーちゃんもそのうち泣くことも無くなるだろう、と考えていたのですが、いつまでたってもなかなか治りませんでした。
そんなある日のこと、
「つーちゃんはなんでなんで産まれてきたの?」
と何気なく聞いてみました。
すると驚く答えが返ってきました。
「あのね、お父さんを守るためだよ」
守ってもらう、ではなく自分が守る?
それってどういうこと?
興味が湧いてきたので、
「なんで守らないといけないの?」と聞くと
「だってお父さんはつーちゃんの娘だもん!」との答え。
ん?これはひょっとして過去世のことを話しているんじゃないかな?と思い、
聞いてみました。
すると、過去世でわたしと娘の関係は逆だったこと。つまり、わたしがつーちゃんの娘だったということを話してくれました。
最初はまさか自分の娘が過去世を覚えているなんてことはないだろう、きっと作り話をしているのだろう、と思っていました。でも話を聞くうちに、3歳の子供では知りえないことまで話すので、信じざるを得なくなりました。
更に、わたしがどのようにして死んだのか、自分がどのようにして死んだのか?ということをおぼろげに話してくれました。
で、死んだあと、いわゆる「あの世」と言われるところに行って、わたしを追いかけるようにして産まれてきたそうです。
「だってお父さん、先にピューっていっちゃうんだもん」
と言っていました(笑)。
それを聞いて、娘の中にはまだ過去世からの後悔の念が残っていて、「前世では守れなかったから今度はちゃんと守らなきゃ」という想いがあったのかもしれないな、と思いました。だから離れがたいのかもしれない。
保育園で泣くのも、寂しいからではなく、「離れるとお父さんを守れなくなるから不安」と無意識で感じていたのだとしたらどうだろう?もしそうであれば、これはカルマ解消した方が良いかもしれない、そう思いました。
そこで、保育園で送り出すときに「お父さんは大丈夫だからね。安心していってらっしゃい」と声をかけるようにしてみました。
それから数日経ったある日、つーちゃんはいつものように泣きませんでした。それどころか、「もうここでいいや、つーちゃん1人でいく」と言ってみずからクラスに歩いていきました。
その日を境に泣くどころか、自分から走ってクラスに行くようになりました。そして、ベッタリくっつくことも以前より減って、代わりに他の人にもちゃんと甘えるようになりました。
親としては寂しい気持ちもありますが、1つ親子の過去世のカルマを解消できたことを嬉しく思っています。
ちなみに娘には体内記憶と天界にいたときの記憶もあるようなので、また次回お話できればと思います^^
琥珀流