大人になっていくほどに何かをする前に打算的に考えてしまうクセができてきます。
例えば、「これやったらお金になるの?」とか「これしたら何かいいことある?」「何の為にするの?」など
自分の損得勘定が先にきてしまいやすくなります。
損得勘定の面から見たら遊びはムダにしか見えないでしょう。
だから「遊んでないで勉強しろ」とか「ゲームする時間があるなら家のこと手伝え」とか怒ってしまいがちになってしまいます。
そうやって怒っていると、もっと自分にも厳しく損得勘定をしつけるようになるのです。
でも世の中の創造的な豊かさや楽しみ、娯楽は「ムダ」と思われているものからできています。
ムダを徹底的に省くと
食事は「必要なエネルギーと栄養さえ取れればよい」となります。
公園も運動できるスペースがあれば良いのみでブランコもすべり台もムダになります。
家はミニマリストのように必要最小限でOKということになります。
豊かさを目指してムダを省きすぎると、逆に貧しくなってしまうのです。
豊かな人というのは、このことを知っています。だからお金や時間なども損得勘定だけではなく、心の損得勘定も大事にしているのです。
ではどうすれば豊かな人になれるのか、というと、「何のためにやるの?」ということを一旦置いてやってみることです。
例えば子供が夢中になっていることを一緒にやってみたり、得にはならないけど、やりたいことをやってみる。
わたしもかつてムダだと思っていた子供のゲームを一緒に遊んで
「ゲームって素晴らしいな。楽しいしコミュニケーションも取れる。親子が仲良くなれる素晴らしいツールだ」ということに気が付きました。
ムダだと思っていたことが実はとても豊かさを与えてくれるということがわかったりするのです。
ぜひ自分がやってみたいけど。。。と思うものがあったらトライしてみてください。