プロダクトデザインについて vol.2

記事
ビジネス・マーケティング
前回はプロダクトデザインについて紹介しました。

今回はプロダクトデザイナーがどんなことをしているのかを
プロダクトデザインの実務工程を参考に紹介していきたいと思います。

-コンセプト立案とターゲットの選定-
最初に製品のコンセプト(企画の意図)やターゲット(使用者や使用環境)の情報を明確化し整理します。使用するユーザーやシーンで、製品の考え方やデザインが大きく異なってきますので、最初にその方向性を決めるところから始めます。すでに情報が整理されている場合はプロダクトデザイナーとしてのコアな意見・提案をしてさらに情報に厚みをつける事もあります。 ユーザーや環境シーンを想定してコンセプトを定めていく事はすべてのデザインに共通していることであるため、製造、コスト、販促、広告の観点から意見を多く提案できるのがプロダクトデザイナーの強みと言えます。

-リサーチ-
開発する製品がどのように使用されるか、どんな要望があるのか、リサーチします。
類似品などや実際の使用者の声を参考に情報を集めながら、競合優位性を明確化し、コンセプトとの関係性を探っていきます。
リサーチにより明確化した情報とターゲット・シーンを掛け合わせ、開発する製品に合わせた情報に整理します。

-ラフアイデア-
リサーチをもとにラフアイデアや提案資料の作成を行います。
開発担当やエンジニア、デザイナーなどが話し合い、最終的なデザインに近づけていくために何度も協議・修正を行いながら大まかなデザイン方針を定めます。
簡単な模型や3Dモデリングを用いて方向性の共有とアイデアの発散を行うことも少なくありません。

-デザイン修正-
細かいディティールを修正や、プロジェクトの進行などによっては大きな修正や変更を行っていくこともあります。誰もが気が付けない細かな配慮や印象の補正などプロダクトデザイナーだからこそ修正できる要素が多いです。このフェーズはプロダクトデザイナーに依頼することで得られる大きな利点です。

-デザインFIX-
デザインが決定したら、3Dデータや設計図を作成し、エンジニアや工場の製造データ作成担当に納品します。ここでも製造面やサンプル確認後に修正が発生することがあります。
上記の修正フェーズに戻り、クオリティの向上と量産体制の準備を行います。

-アフターフォロー-
製造が終了した後もブラッシュアップやモデルチェンジ、バリエーションの追加なども行います。

まとめ
多くのユーザーの手に製品が行き渡り、長く使用されることはプロダクトデザイナーにとっての大きな達成感とやりがいを生み出します。
製品開発全体を俯瞰し、デザインした製品に愛を持って世の中に送り出すお手伝いをしているのがプロダクトデザイナーのお仕事です。

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