JavascriptとPHP その1

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IT・テクノロジー
言葉は聞いたことがあるけど、この2つどう違うの?
で・・・結局なに?
そう言われる方も多いと思います。
今日はこの2つの違いと目的について説明したいと思います。

その前に簡単にインターネットの仕組みを理解していないと、ここまで辿り着かないもんで、先にその解説。
インターネットの仕組みを簡単に解説すると、こう。

①HPを製作したAさんは、A自身が契約する領域(サーバー)にあるプログラムを仕込んだデータをアップロードする。そして、そのサーバーにはURLと呼ばれる名称がある。
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②HPを見たいBさんは所有するスマホやPCの端末と呼ばれる装置でURLを打ち込み、サーバーにアクセス。
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③Aさんのサーバーは、Bさんからのアクセスを感知し、保存されているデータのコピーをBさんの端末に向けて送信する。
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④Bさんの所有する端末は、Aさんのサーバーから受け取ったデータのコピーを受信。結果、BさんはHPを見ることができる。

ざっくり言えばこういう流れ。

この一連の流れの中で、Aさんが仕込んだプログラムは2回発動するチャンスがあります。
まず1回目は②または③の段階での発動。
そして2回目は④の段階での発動です。

④で発動されるプログラムこそが、Javascriptとなります。
参考までに、Bさんの端末のことをフロントエンドと呼びます。
そして、Aさんのサーバーのことをバックエンド。②と③の部分、つまり、フロントエンドとバックエンドのやり取りで動作するプログラムの代表がPHPですね。
Javascriptはフロントエンドで動作するプログラムです。
※一部、バックエンドで動作するのもあります。

いわゆるコンピューターウイルスは、Javascriptと同じ仕組みで発動されますので、これは紙一重。
Javascriptの代表的なものは、「Topへ戻る」ボタンです。
必ず一度は見たことがあるはずですが、あれはBさんの端末の中でプログラムが発動されているので、Topに戻れます。
もし、サーバー側でプログラムが発動されていたら、たまたま同じタイミングで同じサイトを見てる人のページが突然Topに戻ってしまいますよね。
それはそれでびっくりでしょ笑

ちなみに、Javascriptって書いている場合と、jQueryと書いている場合があると思います。
これってなに?と感じると思いますが、jQueryはJavascriptのライブラリと呼ばれるものです。
本来のJavascriptのことを業界の人はバニラJSと呼んだりしますが、あのアイスクリームのバニラです。つまり、全ての基本となるもの。一見、この正規の方法で書くのが正解でしょ?そう感じるかもしれません。しかしこれで書くと、まー長い長い。延々とプログラムを書かないといけません。しかも、同じことを何度も。
そこで、共通部分を別のファイルにひとまとめにしたり、よく使うショートカット集を「ライブラリ(図書)」にあらかじめ取りまとめると、プログラムが簡略化されます。そのライブラリという技法を使ってプログラムを簡略化してJavascriptを動作させようというのが、jQueryです。

ピンとこない方にあと一押し。

○○小学校△年□組の教室の中での出来事。先生は全員に今すぐ帰るよう伝えたいと思っています。
そんな時に、バニラJSで例えるならば、
「○○小学校△年□組、出席番号1番 A山B太郎君、「○○小学校△年□組、出席番号2番 B山C次郎君・・・」そして最後に、全員帰ってよし!!
とこんな感じで事細かに書く必要がある。

しかし、jQuery(ライブラリ)を使うことによって、「全員、解散!!」この一言で終わる。

このように、JavascriptとjQueryは基本的に同じものだと理解して間違いではありません。
ちょっと長くなったので、PHPはまたの機会に。


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