独占はお互いにとってよくない

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コラム
今回はとあるお客様について書きます。

その方は、化粧品の販売員さんで、お店に勤めているのではなくいわゆる訪問販売がメインの方です。

訪問と言っても、基本はお店などに通って、そのお店の店主さんと仲良くなってから営業をするという、シンプルなスタイルを取っています。
(突撃しない)

その人のモットーは、無理には売らない、サンプルを試してもらう、合わなければやめてもらう、他の化粧品を悪く言わないなどの、本当にごく当たり前のことです。

でも実際にそれができる人って、どこの世界にもあまりいないですよね。
(自分も含めて)

またその方の話を聞いている中で、私自身が何より感心したのは、選択肢の1つになることが目標という言葉。

つまりその人の選択肢を独占する気は一切なくて、数ある化粧品の中からもしよければうちのを…という謙虚な姿勢をもって接客しているということ。

自分が接客される立場なら、どちらがよいですか?
答えは聞くまでもないと思いますが。

なによりその方がお互い傷つかないし、気を使わなくて済む。
ずぶずぶの関係になってしまって断りづらくなる→裏で愚痴を言う羽目になったら双方にとってマイナスです。

そんな当たり前のことを、なぜか自分がサービスや商品を売るときには忘れてしまいます。自分もそこは反省しなければならないところ。

自分を選ばせるという強い意思と自信も必要かもしれませんが、現代のように選択肢が無限にある時代には、選んでもらえる範囲に入るための努力がまず必要なのかもしれません。

そのためには誠実に、丁寧に、何より自分以外の人に対して、尊敬をもって活動しなければならないと強く感じました。

まあ要するに、「自分のことばっかり考えてても結果には繋がらないよね」というただの独り言です。

おしまい


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