ゲームチェンジ

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大リーグでの大谷翔平選手の活躍がすごいですね。目が離せません。ところで野球のルールって昔からあまり変わりませんね。サッカーも。私の好きなアイスホッケーは結構変わっています(アイシングやセンターラインパス)。すごく変わっているのはバレーボール。ラリーポイント制、リベロの登場、サーブのネットインOK、など。これは戦い方に影響するチェンジです。守備のエキスパート育成や強烈なジャンプサーブなど戦術が変わります。

昨今はビジネスでも「ゲームチェンジ」が叫ばれ、「ゲームのルールを変えろ」とよく言われます。ただし「変革」はあくまで手段なので、その「目的」を明確にしなければなりません。ゲームチェンジというとイノベーションの印象もありますが、モノや技術の進化というよりは、戦い方(勝ちパターン)の変革というイメージがあります。世の中で一番象徴的なのは「所有から利用へ」という流れだと思います。具体的に注目しているのは「サブスクリプションサービス」というビジネスモデル、通称サブスクです。定額払いすることでサービス利用権を一定期間得られるモデル。その範囲は音楽、本、映画、ゲーム、自動車、ファッションなど爆発的に拡大しています。例を上げると順にSpotify、Kindle Unlimited、Netflix、PlayStation Now、NOREL(ノレル)、Laxus(ラクサス)など。

以前は「買い切り型」の買い物でしたが、今は「一定期間使用する」という考え方に変わってきました。元々前者は日本人、後者は米国人に主流な考え方だったようです。このモデルはイニシャルコストが不要で解約も自由なので、顧客・企業双方にとってハードルが低くメリットが多い。私自身もKindle Unlimited、Netflixを利用しています。モノ(実物)を買って所有してもどんどんモデルチェンジする時代だし、その後はメルカリやヤフオク、または廃棄してしまう。そうであれば最初から所有しないで利用する。これはとても合理的な考え方だし、今の断捨離時代にピッタリです。

さてゲームチェンジは「所有から利用へ」だけではありません。「論理から感性へ」、「問題解決から問題発見へ」、「競争から共創へ」、などなど。なんとなく、独り占めや一人勝ちを目指す世の中から、Win-Winや三方よしを目指す世の中に変わってきた感じがします。当然ですかね。次代の空気感を読んで、遅れないようにしたいですね。

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