【日記】#30 内観

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みなさん、こんにちは(。・ω・。)ノ
キャリコン×メンタルサポーターのノブです。


今日のお話は「内観」について。

新卒で最初に入った会社の研修で
「内観」というのがありました。

これは「内観法」「内観療法」と呼ばれるもので
吉本伊信氏が作った自己探求の一つと言われていて
心理療法の一つと入れています。
浄土真宗の一派に伝わる修行法である「身調べ」がルーツだそうで
現在では広く普及しているとされています。

「内観」ですが
対応する内容は至ってシンプルで
身近な人(例えば母親など)に対する
・お世話になったこと
・迷惑をかけたこと
・して差し上げたこと
の三項目について
年代を区切りながら
自分を振り返り思い出し(調べる)
というものです。

そして思い出した内容は
定期的に専門のスタッフにお話する
というスタイルです。


内観の目的は
身近な人に支えられて生きていることを実感し
感謝の気持ちを内発的に沸き起こすこと。

そして
子どもの時代から現在までを振り返る過程で
自分自身の思考や思い込みに気づき
自己成長を促したり
他社との状況の背景や想いを
改めて振り返ることで
対人関係の改善にも役立つそうです。


私は実際にも内観を受けたことがあり
専門スタッフとして皆さんの話を聞いたことも
たくさんありました。

この話を聞くと
皆さんがどのように育ってきたのか
それぞれの生き方に直面できるばかりでなく
身近な人との関係も
よくわかってしまいます。


身近な人を「母親」とすると
ごくまれに
「お世話になんかなってない!」と
声を荒げてしまい
内観が成立しないとか。

またはその逆で
研修がスタートして10分後に
突然泣き出す方がいたので聞いてみると
「少し思い出したら
 お母さんにお世話になっているのに
 して差し上げたことがほとんどない」
という方もいました。

でも
多くの方は
「思い出すことで様々な気づきがあってよかった」
と仰る方がほとんどでした。


本来の集中した内観は1週間行うそうです。
めっちゃ長いので身近な人の対象は
母親から父親、夫や妻、子供、兄弟と続くそうです。

ただ
そんなにまとまった時間は取れないので
日常の生活の中でふと思い出すことも有効だとされています。

母親に限らす身近にいる家族や
上司や同僚などの仕事の関係者でも良いので
日常のちょっとした時間に振り返ってみることを
おすすめします。

きっと今まで囚われていたものから解放されて
晴れ晴れとした気持ちで
相手と向き合うことができ
優しい自分になれると思います。



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