こんにちは。ノブです。
キャリアコンサルタントをしていてよく感じるのが、目指すべき方向にしっかりと向かっている人は、タイトルにもある「自立」「自律」をしっかりと持っている人だということです。
ちょっと哲学的な話にもなりますが、今日はこの話を少しだけ触れたいと思います。
自立とは?
自立とは、能力、経済力、身体といった「外的」な要素を指します。
職業人としてまず大切なのがこの「自立」になります。
自立には次の3つがあげられます。
①技能的自立
②経済的自立
③身体的自立
まずは「技能的自立」について。
だれしも入社したては上司や先輩から仕事を教えてもらいます。そしてやがては仕事全体の流れや事業のしくみを把握して、自分なりに改善点や新しい工夫を加えていけるようになりますよね。
次に「経済的自立」について。
学校を卒業して就職すれば、当然親御さんなどから独立し、自分の収入で生計を立てることになります。結婚、子どもの誕生、不動産購入などの人生のステージに応じて家計のやりくりや貯蓄も必要ですよね。
最後に「身体の自立」について。
他の人の介助を受けることなく、食べたり歩いたり寝たりすることが一人でできること。当たり前のようですが、例えば大けがをしたり、メンタルを病んでしまうと、とたんに自立生活が脅かされますよね。
自律とは?
「自立」ができた後に待っているのは、みずから方向付けをして行動ができるようになってくると思います。これが「自律」になります。
「あの人の考え方とかやってることってぶれてないよねー」というのは、自分の中に「律」を持っているからです。様々な状況に接したときに、律が判断のよりどころになるでしょう。
この「律」を持つためには、自分なりの価値観や信条などを作り続ける(醸成する)必要があります。
「自立」が外的、っていうのは先ほど書いた通りですが、「自律」は意識やマインドといった、「内的」な要素を指します。
さて皆さんは、社会人になってから「自立」はできていますか?
そして、自立された皆さんは、「自律」できていますでしょうか?
どちらも、様々な判断、挑戦、失敗、苦悩などを通じて培われていくものだと思います。
私は、「自立」と「自律」に向けて頑張る人を応援したいと思っています。