☆ 株式相場展望 -週報- ☆  2021/5/9(日)

記事
マネー・副業
☆ 株式相場展望 -週報- ☆  2021/5/9(日)
YouTubeチャンネル登録お願いします!!

※ 清水洋介氏の著作本を、480円(定価1650円)で販売します。是非ご購入下さい。


☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
 先週の米国市場は決算発表が出揃い、FOMC(公開市場委員会)も終わったことで景況感に素直に反応する展開となった。好調な経済指標の発表を受けて金利上昇懸念が高まり、買われすぎ銘柄が冴えない展開となる一方で、景気敏感株は買い直され、ダウ平均は6連騰、ナスダック指数は週末にかけて上昇したものの冴えない展開となった。
 今週の米国市場は引き続き金利次第ということなのだが、景気敏感株=ダウ平均は買われ過ぎ感が強く、手仕舞い売りに押されるものも多くなりそうだ。金利上昇が一服となったことで週末にナスダック指数も堅調となったが、特に買い上がる材料もなく、買戻し一巡となったものから売り直されるだろう。景気敏感株も買戻しも交えて堅調な展開が続いているが、いかにも買われ過ぎでもあり、芳しくない指標や金利上昇を示唆するような動きが見られると一気に売られるのだろう。
 今週は水曜日に消費者物価指数が発表され、木曜日未明に財政収支、夜に新規失業保険申請件数や卸売物価指数が発表される。金曜日は小売売上高や輸出入物価指数、鉱工業生産・稼働率、消費者態度指数、企業在庫が発表される。
☆ 日本市場
 先週の日本市場は連休の谷間であったが、月初の買いや連休明けということでヘッジの買戻しなども嵩んで指数先行で大きな上昇となった。連休前は手仕舞い売りに押されて保ち合いの下値の水準である28,800円まで下落していたことで反亜pつとなると上値の節目とみられる29,200円水準までの上昇となった形だ。さすがに一気に29,500円の節目まで上昇ということでもなく最後は上値の重い展開となった。
 今週は連休明けで決算発表が本格化するなかで好調な決算を発表しても売られるという状況には変わりないだろう。低金利は継続すると見られており、大きく売られる理由もないのだが、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかで経済的な影響や東京五輪への思惑、そして米国株の調整懸念などもあって少なくとも上値は重いだろう。上値の重さが確認されると再度買われすぎ銘柄を中心に売り直されることになるだろう。
 好調な決算も既に織り込み済みとなるものが多い。それだけ買われ過ぎ感が強いということだろう。芳しくない決算を発表したものや買われ過ぎの修正が終了したものから買い直されるのだろうが、指数を大きく押し上げることにはならず、日経平均などは調整となると思う。買われすぎ銘柄の修正安が続くものと思われ、上がれば売られ、下がれば売られすぎ銘柄などが買い直されることになるだろう。
 今週は火曜日に家計調査や金融政策決定会合の主な意見輸入車販売、新車・軽自動車販売が発表され、水曜日は景気動向指数速報値、木曜日はオフィス空室率や景気ウォッチャー調査が発表になる。金曜日はマネーストックや特定サービス動態統計が発表され、オプションのSQ(特別清算指数)算出がある。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
 最高値更新が続き上値を試す動きになっている。目先的な過熱感が強いのでいったんは25日移動平均線のサポートを確認するような調整となると思う。
 予想レンジ  34,200ドル~35,000ドル
ny.png

・ナスダック指数
 75日移動平均線にサポートされて下げ渋ったが、戻りは25日移動平均線や基準線に押さえられるだろう。上値の重さを確認して再度75日移動平均線までの調整は見られるだろう。
 予想レンジ  13,500pt~13,900pt
nas.png

・日経平均
 25日移動平均線や基準線に上値を押さえられている状況は変わらない。再度75日移動平均線を下回り、今度は下値の節目である28,500円を試すことになるのだと思う。
 予想レンジ  28,500円~29,500円
nk.png

・日経ジャスダック平均
25日移動平均線や基準線に上値を押さえられそうだ。上値の重さを確認して再度下値を試すことになるのだろう。雲や75日移動平均線のサポートを確認するような調整は見られるだろう。
 予想レンジ  3,860円~3,930円
jas.png

・ドル円
 25日移動平均線や基準線に上値を押さえられて調整が始まった。雲の中に一気に突っ込んできており、75日移動平均線まで一気に調整となるのではないかと思う。
 予想レンジ  108.5円~109.5円
dy.png

・今週の相場見通し


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す