何も変わらないということだが・・・ 買い戻しが指数を押し上げた!?

記事
マネー・副業
日々是相場 -夕刊-   2023年6月9日(金)

日経平均   32,265.17 円 △623.90円
≪東証一部≫
売買高    15億8,671万株
売買代金  4兆3608億24百万 円
値上り銘柄数 1,546 銘柄
値下り銘柄数 231 銘柄
騰落レシオ(25日) 96.44 %
為替 1ドル=139.37 円

☆ 市況概況 ☆

相変わらず買戻しを急ぐ動きで大幅高

米国株高や昨日までの大幅下落の反動から買い先行となった。特に買い上がる材料があったということでもないのだが、逆に売り急ぐ材料もないということで買戻しが優勢となったようだ。日銀保有のETF(上場投資信託)売却の懸念も薄れたということで買戻しを急ぐ展開となり、逆に戻り売りも手控え気味ということで指数が押し上げられた。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も前場の終値近辺で始まった後も値持ちの良さを確認しては買い戻しが入り、上値が重くなって上げ幅縮小となるとすかさず買戻しが入るというような状況で買いが買いを呼ぶような展開で指数が大きな上昇となった。買われすぎ銘柄に空売りが積み上がり、値持ちが良いと買戻しが入ってさらに割高になるというような感じだった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものも見られたが総じて堅調だった。マザーズ指数やグロース指数は主力銘柄ほどの上昇ではなかったが、堅調だった。先物はまとまった売り買いはそれほど目立たず、指数に連れて買われた。特に指数を先導するということもなかった。

調整一巡とばかりに一気に買い戻し、買い直しの動きから大きな上昇となった。相変わらず買い上がる材料がないから買われるというような状況で目先の需給だけということだろう。高値を抜けるまではここからは上がれば売り、下がれば買いというような感じでの保ち合いとなると思う。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

「窓埋め完了」ということで下値を試した形だ。ただ、まだ過熱感が強いこともあり、ちょっと上値が重くなると移動平均線あたりまでの調整は見られるだろう。

詳しくは解説動画をご覧ください。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す