日経平均は下げ渋り!! 方向感に乏しい展開 日々是相場-夕刊-

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マネー・副業
日々是相場 -夕刊-   2020年9月15日(火)
日経平均   23,454.89 円 ▼ 104.41 円
≪東証一部≫
売買高    11億7,172万株
売買代金  2兆1351億9300万円
値上り銘柄数 828 銘柄
値下り銘柄数 1,248 銘柄
騰落レシオ(25日) 117.03 % ▼ 8.90 %
為替 1ドル=105.65 円
☆ 市況概況 ☆
米国株高にも関わらず軟調
 週明けの米国株は大幅高となったが、日本市場は昨日の上昇の反動もあって売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となると買い戻しも入ったが、手仕舞い売りを急ぐ動きなどもあって下値を試す展開となった。それでも指数が大きく下落するでもなく下げ渋ると買い戻しも入って下げ幅縮小となった。
 昼の時間帯には特に動きは見られず、後場に入ってからも冴えない展開が続いたが、指数に影響の大きな銘柄に買い戻しが入ってじりじりと下げ幅縮小となった。ただ、14時頃からいったん売り直されるとその後は買い気の乏しい展開となったが、売り急ぐこともなく、最後は買い戻しが入って高値圏での引けとなった。
 小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ、東証マザーズ指数は大幅高となった。日経ジャスダック平均も堅調だったが、二部株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたものの指数を大きく動かすということでもなく、現物株の買いが先行したような感じだった。
 冴えない展開だが、底堅さ、値持ちの良さが見られる。業績面で買われ過ぎている銘柄から徐々に売られ過ぎ銘柄に修正されているということだろう。9月中間決算を控えて持高調整の売り買いが方向を決めるような動きとなるのだろうし、米国株の調整が続くと大きく売られることもあるだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
9月3日の高値を抜けてきたが上値を試す動きにはなりそうもなく、高値圏での保ち合いが続きそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
相変わらず指数に影響の大きな銘柄次第ということで空売りの買い戻しで指数が押し上げられる場面が多くなっている。先行きに対して疑心暗鬼な分、空売りが増え、空売りが増えれば買い戻しで指数も上がるということなのだろう。
米国株のバブルが弾けたのかどうか、ここからFOMC(公開市場委員会)を終えての動きが注目される。足元の景況感は悪くないが実際にどこまで企業収益が付いて行っているのかを見極めることになるだろう。
日米の金融緩和が継続されるといことは間違いないが、ここからさらに緩和を強化するという手立てがないだけに景況感が好転しないことには株価の上値は重いということだろう。
ここまでは先行きへの期待で買われ過ぎている銘柄も多かったが、現実を見ると買われ過ぎはあくまでも買われ過ぎであり、修正安となると指数は下落することになるのだと思う。

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