流れは確かに変わっている!? 日々是相場-夕刊-

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マネー・副業
日々是相場 -夕刊-   2020年9月14日(月)
日経平均   23,559.30 円 △ 152.81 円
≪東証一部≫
売買高    11億7,631万株
売買代金  2兆1982億7300万円
値上り銘柄数 1,619 銘柄
値下り銘柄数 471 銘柄
騰落レシオ(25日) 125.93 % △ 6.75 %
為替 1ドル=106.05 円
☆ 市況概況 ☆
指数は堅調だが実際には小動き
 週末の米国株はまちまちとなり、特に手掛かりに乏しい中で指数に影響の大きな銘柄が個別の材料で買われ大幅高となり、指数を押し上げて始まった。冷静に考えると特に買い上がるような材料でもないが、空売りの買い戻しも入って指数を大きく押し上げる展開となった。
 昼の時間帯にも特に動きは見られず、後場に入ると手仕舞い売りも多くなり、上値は重くなったが、特に売り急ぐということでもなく、買い戻しに押し上げられて値持ちの良い展開が続いた。最後まで値持ちは良いものの方向感は見られず、高値圏での引けとなった。
 小型銘柄まちまちとなり全体に方向感は見られなかった。東証マザーズ指数は軟調、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を大きく動かすこともなく、単純に持高調整の売り買いが中心で方向感もなかった。
 米国ハイテク銘柄は軟調だが、日本株は案外値持ちの良い展開となっている。ただ、買われ過ぎ銘柄には値動きの冴えないものも見られ、いったん手仕舞い売りに押され始めると一気に押されるということになりそうだ。積極的に買い上がるような材料もなく、上値の重い展開となるだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
9月3日の高値を抜けてきたが上値を試す動きにはなりそうもなく、高値圏での保ち合いが続きそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
ソフトバンクG(9984)が日経平均の上昇の大半を占めたとは言え、銀行株なども堅調で週明けの日本市場は堅調となった。米国株の手仕舞い売りがまだまだ続くという見方も少ないようで、ハイテク銘柄もあくまでも押し目とする見方が多いようだ。
バブルが弾けたと見ているのだが、そうした見方は少なく、そもそもバブルでないという見方が多くまだまだ強気ということなのだろう。日本株は買い上がる材料があるわけでもないが売られ過ぎ銘柄に買い戻しを急ぐ動きなどもみられる。
9月3日の高値を抜けて上値を期待する向きも多くなってきそうだ。ここで空売りが積み上がると24,000円を超えるということも考えられるが、空売りの買い戻しが一巡となると上値も重く、冴えない展開が続くということだろう。
下落リスクが少ないということで空売りが減少してくれば、下落リスクが高まりそうだ。指数に影響の大きな銘柄に買われ過ぎ銘柄が多いのでここからは波乱含みと考えられる。

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