明け方4時 私の携帯電話がまた鳴りました。
息子が見つかりましたと。
警察署へ息子を連れて行き事情を聞くので、私も一緒に来て下さいとのことでパトカーが私を迎えに来ました。
息子は家から1キロくらい離れた公園のベンチで寝ていたところ、警察に保護されたのでした。
歩き回って疲れてベンチで寝てしまっていたようです。
私の心配をよそに 寝ていた息子。。
でも でも とにかく 生きていてくれて本当に本当によかった。。 と 涙がにじみました。
ほっと体の力がぬけました。
時期は夏の終わり頃の、初秋といった陽気ということもあり外で寝るには、
気候的には問題はなかったようでした。
それにしても みんなの心配をよそに 公園で寝ていた息子・・・・
警察署に着いたら、息子にはすぐに会わせてもらえませんでした。
息子がどういう経緯で深夜徘徊に至ったのかの取り調べをするとのこと。
少し経つと、ドスの効いた警察官の声で息子を怒鳴ったり 叱ったりする声が聞こえてきました。
息子はこの時 深夜徘徊に至った 本当に理由を言えずにいたのです。
ただ お母さんに叱られたから逃げたと思われたようでした。
私は もっと 叱られればいい。
怖い警察官にガツンと言われれて二度とこのようなことをしないように・・・ と思っていました。
その後 やっと 息子と対面できた私の取った行動は・・
息子の顔をみるなり ビンタを一発・・でした。
理由は 息子のわがままでみんなに迷惑をかけてしまったからでしたが、
本当の気持ちは・・、
無事に息子が見つかって、本当に良かったと、抱きしめたかったです。
自分の正直な気持ちではなく周りの目を優先する私でした。(><)
二人で深々とお辞儀をして 警察署を後にしました。 外はすでに明るくなっていました。
息子は四面楚歌の状態。 泣きっ面に蜂とはまさにこのことですね。。
息子をさらに 追いつめているとも知らずに・・
うちに帰っても 真の理由を聞くこともせず、私は職場に休むという連絡を入れ二人は眠りについたのでした。。