理学療法士の職場外での収入(ファンクショナルサポートの場合)

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コラム
理学療法士は病院で働いて収入を得ているイメージがあると思いますが、普段の業務以外でも様々な場面で収入を得る機会があります。理学療法士が職場外でどのような収入を得ているのか?、今回は私の職場外での収入を例にお伝えしたいと思います。
講師・講演活動
職能団体や学会等から講師依頼・講演依頼を受けることがあります。もちろん依頼ありきの話しとなりますので、継続性はありません。1回数万円の講師料をいただきますが、資料作成に時間を要するため、時間単価は低いかなと思います。しかし自分の考えや知識をまとめるにはよい機会かと思います。
書籍執筆による印税
理学療法士専門書の共同執筆の依頼があり、その書籍の数ページを担当させていただいた事があります。執筆自体や出版社とのやり取り等、出版まで1年以上かかりました。収入は印税によるものですので、本が売れれば印税も多く入ってきますし、本が売れなければ全く入ってきません。また共同執筆の場合はその書籍の定価の数パーセントを共同執筆者の執筆ページ数によって配分されるため、私の場合は1冊あたり数十円くらいにしかなりません。一冊丸ごと執筆をされ、尚且つベストセラーもしくは、大学などでの教科書として採用された場合には多くの収益を見込まれるものかと思います。学会発表や論文を書くことはあっても、執筆を行う機会は中々ないため、大変良い経験となりました。
スポーツトレーナー活動
競技団体・チーム・パーソナルの3つのサポートで報酬をいただいております。競技団体においては競技団体が定めた報酬額でサポートさせていただき、チーム・パーソナルにおいてはそれぞれ話し合いによって報酬額を決めさせていただきました。私の場合はアマチュアスポーツに関わっていますし、せっかく関わらせていただくのであれば、中長期的にサポートさせていただきたいため、報酬額は常識の範囲内(お支払いができる範囲内)で対応をさせていただいております。
協会活動
とある協会の理事をさせていただいておりまして、協会活動をサポートさせていただくのに報酬をいただいております。報酬額についてはその協会の収入に応じて理事会で決めていただきました。
特別支援学校支援
特別支援学校に非常勤として生徒さんや先生と関わらせていただいております。主な役割としては先生から生徒への身体や日常生活におけるご相談に対してアドバイスさせていただいております。一般的な非常勤講師と同様に。1授業あたりで報酬をいただきます。私の場合は2名の生徒さんを担当させていただいていますので、1回の訪問で2授業分の報酬をいただいております。普段の臨床では小児と関わる機会がないため、大変良い勉強になっております。
終わりに
ビジネス面で考えると収入の一つ一つは大きな金額ではないのですが、様々な事に関わらせていただく事によって自身の経験値の蓄積や、見識が広がっているように思います。反対に収入を得る難しさや、普段いかに職場に守られているかを感じる事ができます。収入を得る事も確かに大事ではありますが、自身自身が成長するめにも職場外の活動は私にとって大切な位置づけとなっています。
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