魔法のスプレットシート#1 vlookupの条件を複数指定したい

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ビジネス・マーケティング




魔法のスプレットシート第1回です。
今回は、vlookupの検索キー(検索する値)が複数ある場合の関数の作り方に解説していきます。
活用する場面で言うと各商品の都道府県別の売り上げをvlookupで持ってきたいなどが考えられるかなと思います。

このブログではスプレットシートの関数の作り方について解説していくのでフォローしていただけると嬉しいです。

早速解説していくのですが、結論から言うと

vlookup関数の範囲を指定する部分をfilter関数を用いて書くことで実現すことができます。

具体的な例を示すと

=vlookup(検索キー1,filter(データ範囲,条件列=検索キー2),取得列番号,false)

スクリーンショット 2023-07-18 20.52.14.png


のような形です。
考え方で言うと、指定しきれない条件を検索範囲を指定する段階で先に絞ってしまうといった感じです。

上記の例で言うとC2の場合、vlookupを描ける範囲をりんごのみ絞って、それに対して東京都で検索をかけています。

なお、今回使ったfilter関数はスプレットシートの行を絞り込むフィルタ機能を関数にしたものです。

=filter(表示範囲,条件範囲1,条件1,[条件範囲2,条件2 ...])

といった感じで複数の条件で表示範囲を絞って表示させることができとても便利です。


また、この方法のメリットは複雑な条件に対しても実現できることだと思います。
例えば、今回の例で言うと都道府県別に各商品の売り上げを持ってくるものですがこれに10000円以上の売り上げのみを持ってきたいなどになった際でも

=vlookup(A2,filter(E:G,F:F=B2,G:G>=10000),3,false)

といった感じで簡単に実現することができてしまいます。
ぜひ活用してみてください!



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