私の過去の事③

記事
コラム
いつも読んでいただいている方
初めましての方訪れていただきありがとうございます。
※ここから先は、ご興味ある方のみお読みください。

*ご気分を害す記述があるかもしれませんのでご了承ください。

前回までに色々と書いてきました。
自分でも
「よくここまで書いてるな・・・」
と思います。
でも、全て書き切れてはいないんです。
ここから書く内容は今まで誰にも話しをしようと思ったことはありません。
話すつもりもなかった。
この内容を書きながらも今も
悩んでいます。
誰も読みたくないはず・・・
「なんで、こんなこと書くの?」と
言われてもおかしくない。
でも・・・事実なんです。
作り話ではありません。

何歳の時かは覚えていないけれど・・・
髪の毛を引っ張られ、
その時に抜けた自分の髪の毛を
食べさせられたことが数回・・・
吐き戻したときは、
吐き戻したものを・・・
自分が人間じゃないと思いました。

同時に目の前にいるのも
人間じゃないと・・・
さすがに耐えられなくて家出を繰り返した。
でも・・・
未成年だから保護され家に帰される
帰された先に待っているのは
凄い形相をしている母・・・
全てが暗闇にしか見えなくて、
居場所を探したくて・・・
家出を繰り返しては
連れ戻される。

「いっそ・・・」
と何度思ったか・・・
でも勇気がなかった。
中3の後半の頃に家出をしたとき
保護してくれた婦警さんが
いい人だった。
初めて「家に帰りたくない」と泣きながら話したのを今でも覚えてる。
色々と事情を話してるうちに
調べたのか・・・
「お母さんって、本当のお母さん?」
と言われた・・・
「は?どういうこと?」
母と呼べるのは一人しかいない・・・
そう思っていた私。
続いて言われた言葉に耳を疑った。

「弟妹とお母さん、違うよ・・・」

理解ができなかった。
でも、納得した自分がいた。
「だから・・・」って。
そのあと、一度は帰されたけど
家出を繰り返すから、
保護の時に施設があることを知って
「安全ならどこでもよかった。」
と入所を決めた。

初めて、人として・女の子として
扱ってもらえた瞬間。
友人とたわいもない話で笑ったり
悲しいときは泣いたり・・・
文句を言いあったり・・・
当たり前のことを当たり前にできる。
そんなことできると思ってなかったから、自分が笑っていいんだって
心の底から思った。
確かに制限のある生活だったけど
それまでの生活から180度違う
生活だった。

カウンセリングも受けた。
自分が悪いからいつも怒られる
自分がやらないから叩かれる
自分さえいなければ家族は幸せなんだ

カウンセラーの先生は
「違うよ。」って言ったけど当時の自分には
到底そんなこと信じれるわけなく
ただ頭に来るだけだった・・・

実の子じゃなければ
何をしてもいいのか?
可愛くなければ
何をしても許されるの?
「大人」を信じる
「人」を信じる
そんなことできなかった。
顔色を伺い、自分を押し殺して
色のない世界で暮らしていたような
感じだった。

ただ、普通の暮らしができるように
なっただけだった。
施設に面会に来る親が憎かった。
なんで今更?
外の目が気になるから?
顔も見たくない。
話したくない。
だって、家族じゃないもん。
それしか思わなかった。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す