『枝豆の栄養素をたっぷり摂りたい時に知っ得こと』
体質分析&マインドフル食事法を提案する米国NTI認定栄養コンサルタントの美鍵(ミキー)です
『枝豆』といえば、夏場(7〜9月)が美味しい季節の原産地は中国のマメ科ダイズ属
『枝豆』は日本では縄文時代から弥生時代に伝わったと言われ、今のような食べ方(塩茹で)は江戸時代とも言われています
『枝豆』は長いことアジア圏のみのお楽しみ食材でしたが、世界的な健康ブームから、その栄養素やヘルシーさに食べやすさが注目され
現代ではアメリカやヨーロッパでも『EDAMAME』が食べられるようになっています
『枝豆』は夏限定の定番だった
現代では一年中枝豆を楽しめますが、私が子供だった昭和の時代は、『枝豆』は夏の定番で
“自称昭和の貧乏家族”の夏の食後のお楽しみは果物以外ではトウモロコシもしくは枝豆だった記憶があります
『枝豆』の種類
昭和の時代は夏の定番だった『枝豆』といえば、私の場合は
上記のイメージですが、各地域特産の『枝豆』というのが、気づいた時には登場していました
●茶豆
マメが少し茶色がかっていて香りが高く、甘みも強い 生産地:新潟
●丹波黒豆
大粒で甘みが強く、10月以降が旬 生産地:兵庫県丹波地方
●だだちゃ豆
さやに茶色の毛が生えトウモロコシに似た香りと甘みがある 生産地:山形県
私の中では、丹波の黒豆を始めて食した時にその美味しさにビックリした記憶があります。
『枝豆』の豊富な栄養素と残念な栄養素
今回は昭和の時代は夏の定番だった『枝豆』について、ただ美味しいだけでない豊富な栄養素から残念な栄養素、
『枝豆』の栄養素をたっぷり摂りたい場合の対策方法などを深掘りしてみました
『枝豆』の栄養素
まず枝豆の栄養素を確認して見ますと
可食部100g
カロリー 135kcal
タンパク質 11.7g
脂質 6.2g
炭水化物 8.8g(糖質3.8g 食物繊維5.0g)
✨ビタミン
ビタミンB1 0.31mg
ビタミンB2 0.15mg
ナイアシン 1.6mg
葉酸 320μg
ビタミンC 27mg
✨ミネラル
カリウム 590mg
カルシウム 58mg
鉄 2.7mg
『畑の肉』と呼ばれる大豆の大元というだけあって、植物性タンパク質が豊富で
カルシウム(骨や歯の形成)
カリウム(むくみや高血圧対策)
と年齢と共に気になる健康面にも有効な栄養素を含みます
『枝豆』の栄養素が大豆の栄養素と異なるところ
『枝豆』の栄養素が大豆の栄養素とは異なる点でいえば、枝豆は抗酸化作用の高いベータカロテンやビタミンCも多く含有しているところ
そして『枝豆』といえば、水溶性ビタミンB群の一種で体の成長や赤血球を造るのに必要となる栄養素『葉酸(造血のビタミン)』※も豊富に含むため、
特に葉酸が必要になる妊婦初期の方や成長期のお子様にも嬉しい食材でもあります
※葉酸自体は腸内細菌によって合成されるため、健康な人は食事摂取で不足することは少ないです
『枝豆』の食べごろ
『枝豆』の食べごろは、実がうっすらでもなく、パンパンでもない7〜8割ぐらいのものとなりますので
スーパーなどで購入の際は枝付きが売っていたら、取るのは面倒かもしれませんが(苦笑)是非枝付きを
『枝豆』の美味しい茹で方
『枝豆』の美味しい茹で方としては、まず多めの塩でよくもんで、産毛をとりましょう
無農薬でない場合、産毛をとってしばらく置くと残留農薬の低減につながります
沸騰したお湯に塩を入れて、蓋をして4分茹で、ザルにあげたらうちわなどで粗熱を素早くとることで綺麗な色みになります(茹ですぎると枝豆の美味しさが減少)
『枝豆』はビールの恋人
『枝豆』といえば、お子様から大人まで好む方が多い食材ですが、特に
ビール大好きな方のおつまみとしても有名で
ただ相性が良いだけでなく、アミノ酸の一種メチオニンを含むため、アルコールの分解を促進することで、
アルコール処理器官である肝臓の負担軽減にもつながる上に、肝臓の働きを向上させるコリンなども含みます
『枝豆』は女性にも嬉しい
『枝豆』はお父さんのおつまみとしてだけでなく、更年期障害に有効な大豆イソフラボンや
高血圧・動脈硬化予防やダイエットにも有効なポリフェノールの1種サポニンも含むため、40歳以降の女性にも嬉しい食材といえます
『枝豆』はお子様から大人まで好む味だけど
『枝豆』はお子様から大人まで好む味である上に、多くの世代に有効な栄養素を含む優秀食材で
夏場は毎日のように食べたい食材ではあるのですが、ここにきて残念な情報もあります・・・
枝豆は先ほど美味しい食べ方で挙げたような食べ方が実は栄養素をたっぷり摂りたい場合に邪魔をする存在がいます
その存在が…