目は凝らす 耳は澄ます

記事
コラム
一切の光が届かない暗闇だから何も見えない。
そんな場所で目を凝らしても何も見えない。

そんな場所では耳を澄まし、手探りになるから敏感になる。

大学生の時、教授が100名ぐらいの生徒に対して認識において「視覚」を頼りにするか?それとも「聴覚」を頼るか?挙手を求めた。


「視覚」圧倒的多数で8割ぐらいだった。私は「聴覚」の方なのでびっくりした。かつての予言者たちは神のメッセージを「聴いた」ものだが今日では写真に写らないものは存在が担保されないのも頷けるし、神様がいなくなったと騒ぎ立てる人が多いのも頷ける。

「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」などは劣勢感覚と呼ばれるので寂しい思いをしているが、個人的な経験の基幹となっているのはむしろこちらの方だと個人的には認めている。

さらに時間というのは6番目の「感覚」だと教授に教わった。

器官を持たない感覚は「トキ」を知るのね。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す