彼氏が好きすぎて仕事を辞めさせられた話4

記事
学び
皆様ごきげんよう💜

彼辞め、今回で終わらせられるかしら―笑
(勝手に略したwww)


これまでのおさらい。
鹿児島に住んでいた私と静岡に住んでいたT君が
ゲーム系出会いアプリにより
縁を繋いで好き同士に。

私が熱海へホテルマンとして
専門学校に通いながら働いて
彼は伊豆稲取の旅館で料理人のアルバイト。

素敵な恋が始まったばかりだったのに
彼の異常な束縛と愛の形が徐々に姿を現し始め…
ついには彼氏から暗い夜に野外で
レ〇プされそうになる羽目に。

それでもお互い依存している
おかしな状況に
まだ私の眼は冷めないまま…。


……今回目が覚めますように。笑

専門学校である程度グループができ始めたような頃。

私は彼氏の影響で
ほとんど学校にも行っていなかったので
かなり孤立していました。

たまに行った時には
休み時間は机に突っ伏して過ごし
ご飯も机で前を向いて一人で食べる日々。

高校生活では生徒会長を務めたり
学級委員として生徒をまとめたり
「はるー!!」と
どこかしこから呼ばれていた
あの明るさは、皆無。

ほとんど授業に出ていないので
専門的な授業になると
本当についていけない。
めちゃくちゃわからなくて
もっと独りになっていきました。


そんな楽しくないような専門学校の一大イベント
「新入生歓迎旅行」がありました。

行先はディズニーランド🐭💓


同じ寮の子たちとは仲が良かったので
「楽しみー!」なんて言っていた私に

はいここでT君、一言。

「俺を置いていくディズニーがそんなに楽しみかよ。」


チーーーーーン(白目)


そう来たか。


わかったよ…ディズニーいかないで
T君とお泊りデートしようかな…。


って言っちゃった私。


当日、本当にいかないで
T君と神奈川のほうへ一泊お泊りデートを実行しました。


私が買い与えた服を着て
私が買い与えた靴を履いて
私がおさがりであげたリュックを背負い
いろんな意味での「はるかコーデ」に
身を包んだT君。


全てのお金は私もち。
彼、何にお金使ってたんやろか…w



初めての神奈川~💓
楽しみ、なみなとみらい~💓
中華街行って~…って楽しくなってきて

駅の人込みを抜けて
表通りに出ると
ストリートミュージシャンの方が
ラップ演奏をしているところでした。

(わぁーすごっ!)

と思ってまじまじと見ていたら
ラップをしていたお兄さんがおもむろに私を指さして

「Hey!そこの彼女かわいいね♪」

みたいな、漫画みたいなこと言ったんですwww

私はなんだか舞い上がっちゃって
「ええー!ねぇ聞いた!?今のきいた!?かわいいだってーw」
と、何気なくT君に話すと


T君まさかの
「あっそ。」



………。



え?なにこれ?


「うれしかった?知らない男に褒められてうれしかったんだ?」


っていうの。笑


「?」通り越すと
「???」になるってことを
そこで初めて知りました。笑


そしたら私から離れて歩くようになり
どんどんどんどん
人混みの中に早足で消えていくT君。

なんだかシュンとしちゃって
とぼとぼ歩く私。



ふと。



気が付いたらマジで目の前にいないwwwwwwww


ええええええええええーーーーーー。


もうあたりは暗い。
イルミネーションも悲しく光って見える。
さ、寒い…


今日泊まるホテルの名前を覚えてない…
携帯の充電もない…
もう22時…

なんっもしてない…笑泣



赤レンガが目立つ
西洋な街並みの真ん中で
あー。どうしよ。
ってたたずむ私。



後ろから「おいっ!!!!!」
っとT君の声。


「勝手に消えてんじゃねーよ意味わかんねぇ!」


って。

言われたのーwwwwwww
私が言ったんじゃなくて
T君に!私が!言われたのぉーwwww!!!


びっくりじゃなぁーい!?www


もう今でも笑いしか出てこん笑

馬車何とかっていう街並みを抜けて
T君に引っ張られてホテルについて
チェックインしてベッドに座って

もうマジで疲れた…なんもしてないのに…


って思って


「あ、あのさ…。私もう本当に無理。別れたい。」


って私言っちゃった。
T君はもうベッドにもぐりこんでて
私に背中を向けて寝てたんだけど
私はベッドのその横で正座してその話をしたんです。



しばらくの沈黙の後


バッシ―――――ン!!!!!💥



って、音と感覚だけが素早く響いて。
その数秒後に「ほっぺを平手打ちされた」
ってわかりました。
めっっちゃ思いっきりw

私が。この私が吹っ飛ぶほどwww

私165センチで
相撲の全国大会に出たことがあるくらい
しっかりがっしりしてますwwwドスコイ


なんだかいきなり怖くなって
泣きそうになるのをこらえて
勢いよくトイレに駆け込んだけれど
彼も動きが早くて。笑

トイレのドアに足を挟んできて
こじ開けられて。

(お、終わった…死ぬ…)


って思いました。


そしたらT君はずるずると私の視界から消えて
私の足元にすがりつくように座り


「はるぅ~…うっうっ…別れたくないよぉ~…
ごめん、ごめん~」


って泣いて謝ったんです。

(うっひー…ほんとに暴力した後謝って
こんな感じになるんだ…)

ってやたら冷静になれました。



私。
許したんですね。
その時。


だって


イケメンなんだもぉーんwwwww!!!!


これは確実に彼の手中。
「メス豚」と言い聞かされ
自分の価値は底の底まで落ち
それに加えて
これまでのインナーチャイルドでつちかってきた
「私なんか」の感情が
今つかんだ、きっとこれ以上の顔はこれからはないだろう
という「欲」なのか
彼がかわいそうという「情」なのか。


そこには愛がないことがわからなかったんです。

愛を知らなかったし
愛を向けられていると思っていた人から
心のガラスを割られたことがあったから

何を信じるのか
何を感じるのかわからなかった。

傷ついた自分が心地よくて
「悲劇のヒロイン」は
いつだって美しかったんです。


次の日、彼と何をして遊んだか
あまり覚えていません。


戻ってきて
同じ女子寮のみんなが
ディズニーの被り物をしていたり
お土産を買っていたり。


マジで行けばよかった(白目)


でも選んだのは私なんです。


そしてT君はしばらく
手を挙げることはありませんでした。

私も少し距離を置かなければ
自分がダメになる。とさすがに思ったのか
仕事や学校を休む頻度も少なくなり
彼とはこれで終わりかな…と思っていました。




ん…がっ!!!!!!!!

そんな簡単に離してくれるわけもなく。

ある日
「外、見て」
とメールが。


え‘‘っ??


寒い季節で
外は雨でした。
もう22時過ぎ。
私の部屋は寮の三階。
すぐ下はベランダ。
その先に道路が見えました。

いたんです。

雨の中、傘もささずに
終電もない時間と分かって
私が部屋に挙げてくれるのを期待した
T君が。


もう
ほらー!だし
ホラー!だし笑


上げました。
女子寮に。
もちろん禁止です。

どうやって上げたかって
排水管とか頑張って登って
緊急はしごとか
ベランダの屋根を駆使して上りました…

そして彼、仕事を辞めていたようで。

一か月私の部屋にいました。
トイレに行くのにも
私がまず下見をしてから。
なので私がいるときにしかトイレに行けません。

いつでも関係なく営みはあるし
外に出かけるには
入ってきたように配管などを駆使して
三階から降りていかなければなりません。


sexを拒もうものなら
腕を上に挙げた状態であおむけに倒され
二の腕に膝で全体重を乗せて押さえつけてきます。

痛いんですよこれ。

大声が出そうなのを歯を食いしばってこらえて
そのまま私がYesというまで
ビンタされ続けます。
痩せてたのに力強かった…


さすがにやりきれなくなって
私も一緒に行くから家に帰ろう。
と説得しました。

しぶしぶT君は了承してくれて
家に送り届けることができたのですが
そこで私が帰ろうとすると


パッと私の携帯を取り上げたのです。

帰らないでくれ。と。

冗談辞めて!と私が声を荒げると
部屋に置かれたままの扇風機を蹴り飛ばし
その勢いで扇風機がぶつかり窓ガラスも割れました。


「帰るなって言ってんだろぉぉぉ―――――!!!!」


と大声を発したと思ったら
私のほほにグーパンチ💥w

人生初の顔にグーパンチ笑


視界がぐらぐらするんですね。
ボクサーってすごい。

と思ってる間もなく
私も果敢に携帯を取り戻そうと立ち向かうんですが
今度は腹を蹴り飛ばされて
壁に激突www

部屋から出たT君が
私の携帯をフローリングの廊下にたたきつけて
割ろうとしたので必死にしがみついて阻止しました。

T君の部屋は二階だったので
部屋を出たすぐ近くには
一階に続く階段が。

携帯をぶんどった私は
その勢いのまま階段を転げ落ちました。

劇団かよ…。

この騒動に
一緒に住んでいたおばあちゃんはもちろん動揺していて
近くに住む力のある男性を呼んできてくれていました。

その男性が
T君を押さえつけ、拳で説教していました。


何事もなかったかのようにT君は私の目の前に正座し
「すみませんでした…」と
声にならない声で下を向いて言います。


「うん…いいよ…」


って言っちゃうのよ私ぃーwwww
何がいいんだよぉーwww

そのまま二人同じ布団で寝て
朝が来て。

殴られると次の日には
箸も加えられないほどに口が開かない
ということを知りました。


そしてこれに懲りず私は
またT君を女子寮に上げてしまうんです。


その、懲りずに上げてしまった時に
侵入の手引きをしていたのが
たまたま先輩の目に留まってしまい
その事実が会社に通達されてしまったのでした。


「会社の規則として、寮の決まりを守れない人は
ここを辞めてもらいます。学校は通うか辞めるか
好きにできるのでご両親とよく話し合ってください。」



そう言われてあっけなく終わりでした。


私はそれでもT君と一緒にいたかったので
熱海のどこかでバイトでもしながら
専門学校に通って
独り暮らしをしよう。と考えていましたが
当たり前に両親に反対され
しぶしぶ地元に帰ってきたのでした。


帰ってきたとき
母は空港の到着出口で待っていて
しょんぼりと小さなリュックを背負って帰ってきた私を
無言で抱きしめてくれました。


二人とも泣いていました。


親になった今だから
親の気持ちもよくわかる。
辛い状況にあるとわかっている我が子を
手元に置いて助けてやれないもどかしさや
頑張ったねと褒めたい気持ちや
何してんだ!と叱りたい気持ち
恥ずかしいような、嬉しいような
悲しいような、怒りたいような。

だけれど
我が子が無事でここに帰ってきた
それだけで一番はほっとしたんだなと
親心ながらに思います。


ここに書ききれなかったことや
ちょっと色々NGなこともたくさんあって
伝えきれたかわからないけれど
私が全力で恋したお話でした。



若いって素晴らしい!!!!
こんなハチャメチャな過去があっても
今自分で起業して
子ども一人いて
好きなことで仕事して食べていけてる笑


うん。すごい。笑
どれが欠けてても
今にはたどり着いてなかったんだと思うと
感謝の気持ちさえ奥底から湧き出てくる。


だから
あの時の私を
私は許します。


どんなあなたも愛します。
私がどんな時も愛されてきたように。
私がどんな時も愛してきたように。
経験したから否定しない。
だから恐れずに
あなたのことを教えてください。
心のSOS
私には聞こえますから
いつでも癒されにいらしてくださいね。
心よりお待ちしております。


いつもありがとう。
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