激動の10年後に生き残る、長期計画の策定、終わってますか?

記事
ビジネス・マーケティング
経営者の皆様、おはようございます!

 皆さまは、20年前は何をされていましたでしょうか?20年前は携帯電話やインターネットは既に有りましたが、まだまだスマホなどは無く、国際電話も高い時代でしたね。

 私は運河が米国から返還されたばかりのパナマ教共和国に赴任していました。日本語放送もなく、ネットで動画を見れる時代ではなかったので、日本から高いお金をかけて送ってもらったドラマなどのDVDを、一生懸命見ていたのを思い出します。

 皆さんは20年前に、今の生活を想像できましたでしょうか?コロナがあったとはいえ、在宅勤務でオンラインでの商談ができるようになり、ネットでショッピングすれば送料無料で次の日に届き、音楽や映画は定額でスマホでも見放題。

でも、それ以上の変化が次の10年で起こります。

 AIによる士業の代替が始まり、スマート農業が普及し、空飛ぶクルマが実用化され、多くの団塊の世代が亡くなり、空き家だらけになるとの予想です。

 10年後も20年後も今のビジネスを続けていられる会社である為に、10年の長期計画の策定をしましょう!

 まずは、みんなで情報を集め、10年の世界の予測をします。収入ばどうなっているか、どの国が伸びてどの国が力を落とすのか。人口動向はビジネスにおいて一番大きなファクターです。ポストイットで書き出して、壁にペタペタ張って、グループ分けして読み上げます。

 銀行は個人では必要なくなり、デジタル通貨で世界統一のお金で、世界中どこでも非接触決済可能、同一経済圏がとてつもなく大きくなり、アメリカヨーロッパはパスポートが無くても行けるかもしれません。

 SDGsが達成されますが、物のコストよりも炭素税の方が上回り、炭素を減らす競争の方がものづくりのコストダウンよりも有利に働く世の中かもしれません。

 爆買いツアー客が来るのはインドとアフリカ。日本は安全で安くて街も自然も美しく、世界一の観光立国かもしれませんね。

 そうやって、10年後の世界を想像できたら、次はお客様のペルソナの設定です。なるべく具体的に、お客様はどんな生活をしてどんな考えを持ってどのように消費しているか。何を大切に考えているか。一人の人物を作り上げてみましょう。

 そして、その人のために我々ができる事は何か。どんな特徴を持ったサービスや製品を提供するのか?具体的にいくらで何をどうするのかを考えましょう。

 上記は自動車メーカーがしている事ですが、是非真剣に考えてみましょう。自動車メーカーは10年後、20-30年後を見据えています。今と同じビジネスをしているとは全く思っていません。

 車を買う人は激減し、3Dプリンター導入とバッテリーの値段が下がり、車の値段自体が今の数分の1になります。車を作って売るだけでは商売は成りたちません。トヨタはディーラーをモビリティという名前にし、”移動”という行為をサポートする問題解決ビジネスにシフトしています。

 なので富士山のふもとにあんな街をつくっているんですね。

 「物を売る」から「体験する」にビジネスの中心は変わります。

さあ、10年後に御社のビジネスはどうなりますでしょうか?

 計画はありますか?

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。素敵な一日をお過ごし下さい。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す