(昨日の続きです)
その男性は自身の経験に大変な自信を持っています。自信を持つことは大切ですが、周囲の評価は本人が思うほどではありません。過去の経験が活きているなら良いのですが、残念ながらそうではないというのが現実です。
私の評価としては、彼の言う経験は、ただ時間を過ごしただけのもの。個人事業主経験をよく口にしますが、成功していれば50代半ばになって就職活動をして会社勤めなんてする必要はなかったでしょう。
時間をかけなければ成し得ないことも確かにありますが、時間は経験値を測る一要素でしかありません。経験値を構成する要素としては質と量の方が大切。若くてもとんでもなく経験を積んでいる人がいるます。これは質と量がとんでもないから。そういう人は年下だとか関係なく、尊敬できるというものです。
というわけでその男性には大変厳しい面談となりましたが、いずれ誰かが指摘する必要はありました。その役を私が担ったというだけのことです。そもそもその人の上司は、この程度の指導監督もできんのか!…という話でもあります。嫌なことでもきちんと言う経験が足りないのでしょう。