人間は「宗教心」を失うことによって「道徳心」もまた失われやすい

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『人間は「宗教心」を失うことによって「道徳心」もまた失われやすい』ドストエフスキー
『自分を超えた何かを信じられない思想は卑しい思想だよ』三島由紀夫

二人の作家が残した言葉は、今日の日本の世相に一石を投じるものです。一部のカルトを擁護する気はないけれど、特定の宗教と関係があるだけで非難されるような魔女狩りのような状況が健全とも思えません。

全てが理屈や科学だけで裏付けられうような世の中はきっと味気の無いものになるでしょう。人智を超えた大いなる何かに畏怖の念を抱くことは人類に与えられた特権のようなもの。それに助けてもらおうとかいうような欲にまみれたものではなく、大いなる存在に対し、自らの誠実さや真剣さを誓って生きていくことに壮麗さや道徳心が備わるのではないかと私は思います。

万事を尽くしてあとは神にすがるしかないという状況の人もあると思います。そういう人の心の拠り所にもなるのが信仰の存在意義でもあります。

いずれにせよ、自分の願望を金で叶えようだとか、何もかも神頼みで何とかしようと、それは宗教心でも何かを信じる思想でもなく、ただの欲。そういう考えが強すぎるとカルトに嵌ってしまいやすくなるというものでしょう。


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