ブラックリストの管理は自己責任?!

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マネー・副業
こんにちわ。

自己破産経験者のメダカきのこです。

先日、
「自分の情報がブラックリストからいつまでも消えないんだけど....」
というご相談を頂きました。

私のように自己破産などで信用情報にキズがついた人間は、
信用情報機関の管理する信用情報に”事故情報”としての履歴が記録されます。

これが所謂”ブラックリスト”です。

自己破産に限らず、
例えば携帯電話料金の未払いや遅延などでも、
この信用情報にはキズが付きます。

一旦記録された事故情報は一定期間残ってしまうので、
その間は新規でローンを組むなどという事はもちろんのこと、
携帯電話購入時の分割払い、
ETCカード作成、
クレジットカード作成などなど、
生活の中で様々な制約がかかることになります。

これですね、
経験した人でないと分からないと思うのですが、
いままで当たり前にできたことができなくなるので非常に困ります!

例えば携帯が壊れたので新しくしたいと思っても分割支払いできません。

i-phoneの最新機種なんて14万円とかするんですよ?!

これを一括で払える人って恐らく少数派ですよね?

ETCカードが使えないということは、
高速道路ユーザーにとってみれば割引料金が適用されませんし、
料金所でも毎回小銭をジャラジャラ準備する必要があります。

中でも一番不自由を感じるのはクレジットカードでしょうね。

冷蔵庫や洗濯機などが壊れて買い換えたいという時も、
分割やローンが使えないのはもちろん、
常にニコニコ現金払いをするしかなくなります。

ついでに海外に行くにも非常に不便になります。
(海外ではいろいろなシーンでデポジットと称してカード情報を求められることが多いです)

これは仕事で出張がある方にはイタイですよね。

因みにこれらそれぞれの不都合を解決する裏技については、
過去のブログの中でもいくつか紹介しています。

しかしやはり、
一番の解決策はこの忌々しいブラックリストが早く消えてくれることです。

このブラックリストは一生続くという事でもありません。

国内の主な信用情報機関は3つあり、
それぞれの中で事故情報=ブラックリストを保管する期限というものが定められています。

CIC(Credit Information Center)は5年
JICC(日本信用情報機構)は5年
KSC(全国銀行個人信用情報センター)は10年

現在既にご自身がブラックリストに登録されている方については、
この中のどこかに事故情報が記録されているということになります。

そして保管期限を何とか乗り切り、
その期限を過ぎれば目出度くブラックリストから削除されるはずです。

ここで話は最初に戻ります。

しかしながら今回ご相談いただいたケースでは、
この期限を過ぎてもクレジットカードも作れないし、
何も状況が変わらないのでナゼだか教えて欲しいということでした。

そこで私からお願いしたのは情報開示でした。

これはご自身から信用情報機関に依頼をして、
自分自身の信用情報がどうなっているかの情報を開示してもらうということです。

これは所定の手続きを踏むとなんの問題もなく開示請求できます。

開示してもらった情報を見るとご自身の現在の状況、
そして事故歴がある場合は、
その事故情報がいつまで保管されるのかの保管期限もしっかりと明記してあります。

つまりその保管期限を過ぎれば、
自分がブラックリストから外れるという事が明確に分かる仕組みです。

しかしタマにあることなのですが、
この信用情報機関に間違った情報が残されているケースがあるのです(驚!!)

今回の場合は自己破産で免責が決定されていたケースですので、
本来であれば残債(支払いの残っている借金)がゼロになっているべきでした。

しかし債権者側のミスによって、
いつまでも残債が残っているという情報になっていたのです。

ということはもちろんブラックリストから消える訳がありません。

「え?そんなことあるの?」

と思われるかもしれませんが、
人の手で行われることですから100%確実に行われるということは無いということです。

もちろんこの場合は間違いを確認できたので、
所定の手続きを踏んで情報を修正させて見事ブラックリストからの削除に成功しました。

任意整理なり自己破産なり、
債務整理をした方というのは、
忌々しい思い出から早く逃れたいという気持ちもあるので、
その際の資料などを廃棄してしまうケースもあります。

しかしこのような事が発覚した際に、
5年前の細かいやり取りを明確に覚えている人は居ないでしょう?

なので関係資料は必ず保管しとくことをオススメします。

そしてキチンと自分自身の信用情報を自分の目で確かめて、
今どういう状態で、
いつになったら自分がブラックリストから抹消されるのかを把握することが必要になるのです。

ブラックリストに載るのは仕方ないとしても、
その後のことはキチンとご自身で状況把握することが必要だということです。








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