あ"っ~コロナにかかっちまいました

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マネー・副業
こんにちわ。

自己破産経験者のメダカきのこです。

やっちまいました。

新型コロナウイルスにとうとう感染してしまいました。

一月万冊(Youtube)オールドファンの私ですので、
新型コロナウイルスについての世界の最新の医学情報は、
常にアップデイトしていたつもりです。

以前私以外の家族全員が感染した際にも、
徹底的に家庭内感染を防いで、
自分自身は感染せずにすませました。

しかし今回は.....とうとう自らが感染してしまいました。

話には聞いていましたが、
やはりツライですね!

今回のブログは私のコロナ闘病体験を交えて、
この国のコロナ対策の問題点を書き綴ったので、
ちょっと専門的な話で長くなります、
覚悟して読み進めて下さい...m(_ _)m

恐らく私が今回感染したのは、
今一番流行しているオミクロン株(XBB)だと思います。

「恐らく」と言ったのは、
私が受けた検査方法が抗原検査でしたので、
陽性/陰性の判定はソコソコできても、
株種の判定まではできなかったからです。

※PCR検査の場合は株種の判定も可能です。

かつて世界中で多数の死者を出したデルタ株と比較すると、
オミクロン株は死亡率も格段に下がり、
かつ重症化率も格段に下がっています。

しかし実効再生産数(他人に感染する力)はデルタ株の4-6倍に増えています!

私の場合も恐らく”軽症”だと判断されたと思うのですが、
いやいや…本人的にはぜんぜん軽症ではないですww。

極度の倦怠感と高熱。

これがなかなか治まらない!

そして胸の痛み(というかザワザワ感、これが気持ち悪い)と喉の激しい痛み。

これもしつこくで食事が喉を通らない!

私は万が一に備えて自宅にパスルオキシメーターを常備していましたので、
血中酸素飽和度もモニターしていましたが、
数値は中等症(呼吸困難又は肺炎の所見)に相当する93%-95%を行ったり来たりでした。

もう少しで入院が必要であったかも...
という状態だったかもしれません。
(院内トリアージの結果で最初に呼ばれましたしww)

実はこのブログを書いている今は発症から4日目で、
ようやく机に向かう事ができるようになった状態です。

でもまだ喉がイタイ。。。

一応医師からは「5日間は他者とは接触してくれるな」と言われておりまして、
明日までは外には出ることができません。

無論仕事もお休みです。
(出勤停止を喰らっておりますww)

5日間経過して症状が全て治まっていれば良いのですが、
症状が残っている場合は、
完治するまで外出できません。

因みに新型コロナウイルス感染者は、
発症から5日目までが一番体外にウイルスを放出させるといわれます。

つまり5日目までが一番他人に感染させやすい期間だという事です。

6日目以降はウイルス排出量は減少しますが、
それでもいきなりゼロになるわけではなく、
10日目程度まではやはり他人へ感染させる可能性が残ります。

会社勤めの方であれば、
企業によっては通常の有給休暇とは別に”傷病休暇”が有給で付与されている場合もあります。

この場合は仮に療養が長引いても収入面は安心ですよね。

でもそんな心優しい企業は恐らく国内では極々少数派です。

大方の企業は有給休暇のみでしょう。

療養期間の全てを有給休暇で賄うことができれば良いでのでしょうが、
最近の日本企業には”有給休暇の取得義務”が課されていて、
最低年5日の有給取得が義務付けられていますし、
コンプライアンス順守が叫ばれるようになってからは意外と有給取得のハードルが下がってきています。

手持ちの有給休暇をある程度使ってしまった方だと、
療養が長引いた場合には欠勤扱いとなり給与額面は減ってしまいますよね。

しかし健康保険組合に加入していれば、
恐らく”傷病手当金”なるものが存在すると思いますので、
申請をして頂ければあとで減らされた額面の幾分かは戻ってきます。
※その為に保険料金を支払っているのですから、ここはキチンと活用しましょう。

しかしですね、
現在日本では正規雇用が減らされて非正規雇用が増加しています。

恐らく非正規雇用の方の多くは有給休暇制度や各種保険制度においても、
正規雇用の方のようには優遇されていないでしょう。

恐らく休んだら休んだ分だけ手取りが減る!
というのが現実だと思います。

また自営業やフリーランスの方も同様でしょう。

ということは、
こういう方々が万が一新型コロナウイルスに感染してしまったとしたら、
①収入減を承知の上で療養する(こういう方は少数派)
②感染しても無理をして働く(こちらが大多数→感染拡大を招く)
という2択になりそうな気がします。

これ、
非正規雇用の方々とか自営・フリーランスの方々が悪いということではなく、
そういう制度で運営している行政の責任なのです。

ほっんとに日本の行政ってアタマ悪すぎです。

ということで、
私はまだ療養中ではあるのですが、
今回自らが新型コロナウイルスの感染を体験してみて、
改めて日本の行政のヤバさを実感せざるを得なかったのです。

皆さんはご存じのように、
新型コロナウイルスの感染法上の区分は、
かつては2類扱いであったものが、
現在は5類の扱いに変更されています。

2類から5類に下がったということは、
つまり危険度が下がったということになります。

しかしこれ、
本当に新型コロナウイルス自体の危険度が下がったわけではありません。

これも行政の都合で勝手に下げられたにすぎません。

その証拠に根本的な治療方法は未だ見つかっていませんし、
世界各国を見渡せば、
その深刻な後遺症で働けなくなった人口が急増しています。

実際に今現在何人が感染しているのかもわかりませんが、
これは行政によって「分からないようにされてしまった」というのが正解です。

5類に下げられたことによって以前のように発症数を全て把握する必要もなくされてしまったがために、
正確な数が分からないのです。

分からなければニュースでも取り上げません。

そうやって新型コロナウイルスに対する関心を、
国民から逸らしているのは明らかです。

2類の時であったら、
検査費用も治療費用も全て公費で賄うことになっていました。

さらに国や自治体は患者に対して、
入院の勧告、就業制限、外出自粛の要請などをしていましたよね。

だから休業補償というものもあったはずです。

これらは皆さん覚えてますよね?

でも今は5類に変更されているので、
まず検査費用も治療費用もゼぇーんぶ自腹です。

私の場合は一応軽症(このままで終わるかどうかは分かりませんがw)なので、
自宅療養で済んでいますが、
これが重症はもちろん中等症の場合などで入院なんかになった日にゃあ、
そう簡単には退院できる訳もないので相当の金額になるはずです。

もちろんそれらも全て自腹になります。
(任意加入の医療保険は適用できる部分があります)

ついでに処方箋の薬ももちろん自腹です。

処方される薬ですが、
特効薬(経口抗ウイルス薬)なんてくれません。

フツーの風邪薬です。

だからまだ安いという事もありますが、
治療法も確立していない未知のウイルスに対して、
「風邪薬でなんとかしろや」と言われるのはかなり不安ですよ。

できる事であればキチンと経口抗ウイルス薬で治療したいというのが正直なところですよね...

しかし経口抗ウイルス薬(モルヌピラビルなど)はそう簡単には処方してくれません。

なぜなら今現在は2類から5類への移行に伴う暫定対処として、
経口抗ウイルス薬を医師が処方した場合は公費負担(お金払わなくてよい)となるからです。

因みに払うとしたらいくらかかると思います???

一日当り1万8862.40円です!

しかもこの薬は5日間投与が必要ですので、
5日間合計でナント9万4312円!!

ヒジョーに高価な薬なのです。

一見すると「なんだ、公費負担してくれるならいーじゃん」と思いがちですが、
そこは狡猾な日本行政です!

甘く見てはいけません!

処方する医師が「この人は重症だから必要」と判断しない限りは処方されないんです。

要は政府方針でケチってるんですね、これ。

俗にいう水際対策ってやつです。

生活保護が良い例です。

「いざという時には国が生活保護制度であなたを守ります」とはいうものの、
イザ実際に申請に行くとアレコレ理由を付けて支給してくれないってことです。

水際が自治体役所の窓口か、
お医者さんかの違いです。

大多数の感染者にはフツーの風邪薬しか処方されないんです。

更に付け加えて言うと、
この薬は発症から5日以内に服用しないと効果が薄いということです。

ということは、
発症から5日間を経過した感染者の容体が悪化して、
酸素吸入とかが必要な重篤な状態に陥った時になって経口抗ウイルス薬を処方されたとしても、
その時には既に手遅れになっている可能性が高いということです。

先にも書きましたが、
今の国内のPCR検査体制は脆弱なので、
私も含めて抗原検査での判定を受ける方が多数存在します。

そしてこれも書きましたが、
抗原検査の場合は陽性/陰性の判定はソコソコできても、
株種の判定はできないのです。

これはどういうことかと言うと、
今現在日本国内で見つかる新型コロナウイルスが全て重症度の低いオミクロン株であるという保証は無いのです。

実際に国立感染症研究所発表のデータでも、
オミクロン以外の変異株は検出されています。

国立感染研.png
(国立感染症研究所HPより)

抗原検査で陽性判定を受けて、
その時は軽症扱いで自宅療養となった人が、
仮にデルタ株に感染していたとしても分からないのです。

そして非常に重症化率の高いデルタ株であったが故に容体が急変したとしたら、
助かる確率は一気に落ちてしまうということです。

ながながと色々と書いてきましたが、
要は日本の新型コロナウイルス感染症対策の現状はこういうことです。

未だにPCR検査体制が海外先進諸国のように確立されていないため、
またその費用が有料になったということも相まって、
陽性診断が迅速になされていない。

実際私の場合も抗原検査での陽性判定でしたが、
抗原検査の場合の陽性判定率はPCR検査と比較すると50%程度と言われています。

抗原検査の場合は陽性/陰性の判定はソコソコできても、
ゲノム検査による株種判定はできないので、
どの変異株に感染したのか?重症化率が高いのか低いのかが分からない。

自費負担を疎んで検査をしなかった方はもちろん、
検査を受けても抗原検査であったが故に”感染はしているが陽性だとは診断されていない”人が数多く存在する可能性が高い。

陽性診断をされた時点で重症化リスクが高いと判断できる人には経口抗ウイルス薬が処方されますが、
それは極々一部の人。

陽性診断をされた時点で軽症~中等症だと判断された場合には、
フツーの風邪薬を自腹で処方されるだけ。

軽症~中等症だと判断されてフツーの風邪薬で自宅療養していた人が、
状態が急変して重症化(コロナはこれが起こるからコワイ!)した場合、
既に発症から5日以上経過している可能性が高いので、
経口抗ウイルス薬を服用しても効果が期待できない。

しかも療養中の収入保障については、
一部の人間にしか適用されない。

収入減が死活問題となりえる人は感染を隠して外出・働く可能性がある。

それが原因で感染者はさらに増加し、
重傷者(死亡例)も増加する。

医療がひっ迫して検査・診断体制がますます脆弱になる。

こんな感じで悪い方向のスパイラル状態になっているということです。

実際の現場の医師の話でも、
ここ最近の陽性率は75%にもなるということです
(倉持仁インターパーク倉持呼吸器内科院長の8月12日のTweetより)

皆さんとにかく、
まずは気を抜かずに感染症対策を取ってください。

今までの海外論文等でハッキリしていることは、
コロナ感染の主たるルートは空気感染です。

なので一番は換気です!

エアコンで窓を閉め切っている場合には、
必ずHEPAフィルター(又はTAFUフィルター)搭載の空気清浄機を稼働させて下さい。

外出時で外を歩く時には外して構いませんが、
電車の車内や人込みに入る時にはマスクは必須です。

現場からは以上です!



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