タロットとオラクル

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占い
カード占いはタロットやトランプ、ルノルマンなどが有名ですが、
カード屋さんなどではオラクルカードというものも多数売られています。

なんかタロット他はともかく、しれっとオラクルまで同列で語られてることが多いように感じ、とてもモヤモヤするので、今日はそこら辺について書いてみたいと思います!

オラクルカードとは画像みたいな感じのカードで、
とてもきれいなカードが多いので、個人的にはみんな買うといいよ!って
思ったりするんですが、買い方に結構コツがある(と思う)ので、
最後のほうに自分にあったオラクルと出会うコツみたいなのをまとめました。


◆タロットとメジャーなカード占いたち

タロット、トランプ、ルノルマン、
すべてもともとはプレイングカード(ゲーム用のカード)で、
タロットはイタリア発のカードゲーム、
トランプはトランプ、
ルノルマンは18世紀に活躍したルノルマン夫人というカリスマ占い師が、
32枚組のトランプのデッキを使用し占ったものが原型で、
現在のルノルマンカードの形式になったのは夫人の死後のようです。
(ルノルマン夫人についてはそもそもいわゆる霊能者だったという説あり)

歴史を語るとタロットも色々な変遷があるのですが、今回はざくっと割愛、
簡単に歴史だけ説明すると15世紀くらいにそれらしきものが始まったといわれ
現在のほとんどのタロット占い師の考え方の基礎となっているウエイト版が
現状集大成で、個人的には完成形に近いのではと思います。
(が、この話もしだすと長いので今回は省略)
モダンタロットの世界では、このほかに同じくらい歴史が長いマルセイユ版といわれるタロット(ほぼウエイト版と同じだけど独特の違いがある)、
それよりは1世紀くらい遅れて登場したトートタロットがメジャーどころです。

◆オラクルカードとは

一方でオラクルカードはぐっと歴史が短く、
1970年代に登場したといわれ、日本でカード輸入大手のニチユーさんが取り扱いを始めたのはそれよりかなり後で、日本語版または日本語解説本つきのオラクルカードが登場したのは90年代後半といわれるので、
全体的な歴史としてもせいぜい50年くらいのものです。

一般的にカードに直接、または付属の解説本にメッセージが書かれているというパターンで、引き方については作者が指定している引き方あるいはランダムに1枚引き、そのカードのメッセージが ”今あなたが受け取るべきメッセージ” という仕組みであることがほとんどです。

でね、ちょっと勘違いされてる方が多いと思うんですが、
オラクルカードはカードごとにテーマがあり、神話などに基づくものもありますので、そういう種類のものは神話がベースとはいえるかと思いますが、
基本的にはそのオラクルカードの作者が任意に作成しているもの、ってことになります。

例えば私が白猫オラクルをつくろうとして、
その目的が みんなが今日も元気に1日をすごすための励まし とすると、
50個くらい任意のそれ系メッセージを作って各カードにそれを書くか、
付属の解説本をつければ完成です。
引き方についても自分の好きに指定していいので、
適当に1枚引いてください、でもいいし、
猫の形にカードを並べ、その中からピンときたものを引いてください、
でもOKです。

つまりは形式としてはなにかの仕組みが基礎にある占いというよりは、
おみくじに近いです。
またおみくじも神社によっては書いてる内容が違いますが、
オラクルもまさしくそうで、10個オラクルがあれば言ってることはすべて全然違います。

なので正しいオラクルの使い方としては、
絵柄や方向性が自分にしっくりくるものを選び、
毎日作者の指示する引き方で1枚引く、で完成なので、
全く占いなんかしたことないです、って方でも今日からできるものです。

オラクルとは神託、つまりお告げって意味なので、
例えばタロットのご依頼でよくあるような、
気になるあの人の気持ちや転職の是非や良い時期などについて、
これこれこうなのでこうです、というような明確な答えはでません。

例えば今回の画像右側のオラクルは、

” 私は私の望みを口に出していう
 私には素晴らしいビジョンが見えている
 それらを受け取る準備オッケー\(^o^)/ ”

みたいな意味になるので、
それぞれの願いやお悩みに対し、あらためてそうしているかと自問自答してみたり、あるいは普通にさっくり励まされる、でOKだったりします。

1枚だけではなく、タロットのごとく、
1枚目現状、2枚目いますべきこと、3枚目ヒント
などと設定して解読することもできますが、
こんな漠然としたことばっかり3連発で言われても釈然としない、ということもあるかもしれません。

カードリーダーとはそもそもタロットにしろルノルマンにしろ、
並びやカードが伝える様々なメッセージを読み取って回答を導くことができる人ってことですので、オラクルカードをご自身の占術のひとつとして掲載されてる方は、”この漠然としたオラクルから回答を導きます”という意味でおっしゃってるのだと思います。

これについては全く異論がなく、私自身もたまに自分が迷ったときなどはやってるので全然OKだと思うんですが、

不思議でたまらないのは、オラクルカードのやり方を教えます!
っていう動画やらなんやらが存在することです。

いやいや、オラクルになんらかのルールがあるとしたら、
作者が定義してるやり方だけでしょ??って思ったりします。
(なのでやり方動画などをアップされてる場合も、~~オラクルカードのやり方、みたいに特定してる場合はアリアリだと思います)

逆にそこを無視してオラクルとは大体こうです、みたいに話をまとめるのはもはや作者への冒涜ではないか、とすら思ったりします。

ちなみに今回掲載してない私のお気に入りのかなりナチュラル志向のオラクルカードは、
” できたらなるべく自然の中で、リラックスしながらカードを広げて1枚ひいいてください ”
という指示ですし、
上記で掲載してるカードに至ってはどちらも特に引き方についての指定はなかった気がします。

◆占い未経験でもオラクルカードを上手に使う方法とは

下記まとめてみました。
このポイントさえ押さえれば、今すぐにでもオラクルは使えます。

1)コンセプトが自分にあうもの
私は現実主義者なので、こうですよって言われて納得できるような文言でないと けっ、とか思ってしまいそうなので、
過剰にスピリチュアルだと感じるものや、いまひとつ詳しくなくて存在が私の中であいまいな天使がテーマのカードは買いませんが、逆にそういうコンセプトのデッキ(カードのセット)のほうがしっくりくる方もいると思います。
自然やパワーストーン、動物、神話系(神様や精霊)、思想・哲学、最近ではセラピーや自己啓発的なアファメーションのカードなど様々ありますが、
じゃあこのオラクルカードを通じてメッセージをささやいてきてるのは誰なんだ?ってことから、メッセージを受け取りやすい存在のカードを選ぶ、というやり方もありです('ω')ノ

2)日本語の解説があるもの
現在そもそも発祥が日本、日本人の作者が最初から日本語で作ってる、というオラクルも多々ありますが、
圧倒的に、特に絵柄やコンセプトが魅力的なものは海外のカードが多いです。
ほとんどが英語ですが、フランス語やスペイン語などのものもたまに混ざってるので、日本語の解説があるかどうかで使いやすさが全然違ってくると思います。
(バイリンガルだったり、いやいや私は絵をみたら文字などわからなくてもメッセージが受け取れるはずです!というサイキックな方はぜひ私を占って・・ではなく、不要だと思います)

3)ふわっと受け取る
たまにご依頼に対し、おまけでオラクルカードを引いて画像とともに差し上げることがありますが、その際いつも

” 占いじゃないのでピンとこなかったら忘れてしまってOK
  通りすがりの白猫か妖精さんがこんなこといってた、
  くらいに受け止めてください ”

って言ってますが、
オラクルカードとはこれくらいの勢いでつきあうのがいいんじゃないかと思います。

その理由は、上記にあるように占いじゃないから深刻に受け止めなくてもいいものだし、オラクルにスピリチュアルな意味や意義があるとしたら、
文字通りハイヤーセルフだか守護霊だか妖精さんだかご先祖だかわかんないけど、なにかしらの引手に善意ある存在からのメッセージだと思うからです。

前述のお気に入りナチュラル志向オラクルのなかに、
”星の下で眠れ” とかいうメッセージがあったりするんですが、
恋愛や仕事で悩んでるときに、そんなこと言われても面食らうだけですけど、

そうなんだ よく寝ろってこと? それとも睡眠の質をあげろってことか?
いやいや、良い夢みろよ!ってことだろうか?
これはあれだわ、天井に貼れる星座のシールとか買えってことだな!

とか勝手に思っていいと思うんです。
オラクルとはそれくらい自由に、こっちもストライクゾーンを広げてはじめて、なんかしっくりくる存在なのではと思っています('ω')ノ


こんな不思議なオラクルちゃんたち、
一度体験してみたい方はぜひお気軽にお申しつけください。
ご依頼の際のおまけとして1枚引かせていただきます。

またもし手持ちのオラクルカードを引いてみたけどわからない、という方、
リーディング承っていますので、DMにてご相談くださいね。
オラクルカードの英訳もぜひお気軽に


ちなみに先ほどのナチュラルオラクルを、いまもう1枚引いてみましたら

めっちゃ潮風に髪をなびかせたい

って出ましたw

このオラクルは絵柄がとてもきれいなので、見るだけで癒されるのですが、
この は? と虚を突かれる感じ、
もしかするとそれが好きなのかもしれませんw











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